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運動方程式の問題:加速度と摩擦力について
- 運動方程式を使用して、質量Mの板Aの上に質量mの物体Bが乗っている場合の加速度を求める問題です。解答では、Bに作用する力とAに作用する力を運動方程式で表し、摩擦力が最大摩擦力を超えない条件を導き出しています。
- また、問題の中で与えられた条件に基づいて、BがAの上を滑り出す条件を求める問題も出題されています。解答では、AとBの間に働く力が最大摩擦力よりも大きくなるとBは滑り出すことを示しています。
- 質問者は、なぜBに働く力がR = m / (m + M) * Fとなるのか理解できないと述べています。解答では、水平方向の運動方程式からRを求め、最大摩擦力を超えない条件を導き出しています。
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>一つ目は分かったのですが次が分かりません。 と書いてありますが 1つ目からきちんとやるのがヒントです。 多分、「2つが一緒に動く時」、「別々に動く時」とを切り離して全く別の場合だとしておられるのだろうと思います。 全体の運動は部分の運動を組み立てて求めたものと同じになっていなければいけないというのは力学の原理です。 AもBも動いています。外部からの力はAだけに働いています。Bが動くためにはA、Bの間に何らかの力が働いている必要があります。 その力をfとします。 Aの加速度をa,Bの加速度をbとします。 運動方程式は F-f=Ma f=mb です。Aに対するfの働きとBに対するfの働きは逆になっています。 作用・反作用の法則を使っています。 (1)の場合、A、Bは一体となって動いているのですからa=bです。 F-f=Ma f=ma これより F=(M+m)a a=F/(M+m) f=ma=mF/(M+m) が出てきます。 aの表現は初めから質量M+mの物体が運動するとして出したものと同じです。どちらから出発しても同じ式になるはずなんです。 fの値もわかります。fは摩擦力であるとは限りません。紐でくくってある場合でも、のりでくっつけてある場合でも同じです。摩擦力はこういう力の中のひとつです。 (2)摩擦力の場合です。 A、Bが一緒に動いている場合に働く摩擦力は静止摩擦力です。最大値があります。fの大きさは加速度aとともに大きくなって行きますからどこかで限界を超えてしまいます。滑るという運動にになります。その場合はb<aです。 静止摩擦力の最大値は静止摩擦係数から求められます。μmgです。 一体で動く条件は f<μmg F<μ(M+m)g です。=のときの力の大きさが境界値です。 この境界を超えた力がかかっているとBはAの上で滑ります。 A、Bの間に働く力fは運動摩擦力になります。 F-f=Ma f=mb f=μ’mg です。 a=(F-μ’mg)/M b=μ’g a>bであることを確めることも出来ます。 F>μ(M+m)g でしたから μ>μ’であることを使うと a>μg+(m/M)(μ-μ’)g>μ’g=b です。