ニトロフェノールのp,o異性体の色はどうしてoのほうが濃いのですか?
ニトロフェノールのp,o異性体の色はどうしてoのほうが濃いのですか?
いろいろなサイトで共役二重結合(電子が非局在化)があるものほど可視光線を吸収するからとありました。
またあるところでは
『電子というものは、狭いところに閉じ込めておくよりも広いところに放してやったほうが落ち着いて安定になります。一ヶ所の二重結合内に閉じ込めておかれるよりも、共役二重結合の非局在化で広々としたところに放たれたほうが落ち着きがよいのです。狭いところに閉じ込められた電子を揺さぶるには振動数の大きな電磁波が必要ですが、広いところに放たれた電子を揺さぶるには振動数の小さな電磁波で十分です。そのことは、吸収する光の波長という形で現れてきます。c=fλ です。cは光速で一定。振動数fが大きくなると波長λは小さくなります。逆に振動数fが小さくなると波長λは大きくなります。
共役二重結合が短いと吸収波長は短く、共役二重結合が長くなると吸収波長が長くなって、ついに目に見える「色」を吸収するようになり、物質に色がつくことになります。』
というのもありました。
しかし、p、もoもどちらも共役二重結合の数は同じように見えます。
どちらもキノイド状態のときでも考えましたが、まったく理由がわかりませんでした。