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憐憫の意味
憐憫の意味は「かわいそうに思うこと。あわれむこと。」なのですが、 どのような場合に使われるのかが分かりません。 「かわいそうだなあいつ・・・。」 → 心から本気で思っている かわいそう 「うわっ、あいつかわいそー(笑)」→ 痛い意味でのかわいそう どっちの意味で使われるんでしょう?それともどちらもでしょうか?
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はじめまして。 ご質問1: <どのような場合に使われるのかが分かりません。> 基本的には「上から目線」です。 ただ、それをどう表すかの違いです。 「憐憫の情」は自分の方が相手よりまだ幸せだ、と思える時に使えます。その意味で「上から目線」と言っているのです。 自分よりは不幸に思える相手に対して、 1.「不憫に思い、気持ちや物資を分け与える」 2.「不憫に思い、気持ちだけ与える」 3.「不憫に思いつつ、自分の境遇に感謝する」 といった反応が「憐憫」から生まれます。 ご質問2: <どっちの意味で使われるんでしょう?それともどちらもでしょうか?> 両例とも、「憐憫」に相当します。 2例とも「かわいそう」という主観が入っているからです。 上の方は、上記の例2に相当し、下の方は、例3に相当するでしょうか。 下の例と同じく、よく、「うわっ、気の毒~」と他人の不幸や不運を笑う人がいますが、それが例3のパターンであっても、相手に「気の毒」という憐憫の情を感じています。その認識だけでも、不幸な人にはプラスに作用します。 憐憫の情が嘲笑に転じることがありますが、嘲笑はその行為が実は嘲笑する自分にはマイナスに働き、相手にプラスに働いていることを、実は本人のみが気づいていないだけなのです。 ご質問文の2例は、どちらも「かわいそう」という「憐憫の情」は持っていますから、悪い反応ではありません。 悪いのは、特に自分に関わる他人の不幸な状況に憐憫の情を感じない、無反応、といった反応です。普通に育った人間であれば誰でも持っている感情です。それがない人は、やや精神構造に問題あり、となるでしょうか、、、。 心理学のカテではないので、回答は以上です。ご参考までに。
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- morimaru47
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「憐憫」は、本来の意味での「あわれむこと、なさけをかけること」です。「憐憫の情」などと表現されます。 場違いなこと、周囲から少しズレていることという状態を指して「痛い」というのは、ごく最近のポップな用法です。 「憐憫」という古来の熟語が、若者言葉のようなニュアンスを含むわけがありません。 「うわっ、あいつかわいそー(笑)」→「痛い」の感覚を熟語にすると、「嘲笑」でしょう。
お礼
確かにそのとおりですね。納得しました。 お早い回答感謝します。ありがとうございました。
お礼
なるほど。とても参考になりますね。 分かりやすく説明してくださりありがとうございます。