免疫における「MHC拘束性」と「拒絶反応」の関係について
免疫学で「MHC拘束性」と「拒絶反応」について習ったのですが、その関係について、下記の2つの事柄は一見互いに矛盾するように感じられるのです。
私の理解が不十分なのだと思いますが、どのように理解すればよいのでしょうか。
(1)T細胞は胎生期に自己細胞のMHC分子が行う抗原提示にしか反応しないよう選択されることで「MHC拘束性」が成立する(つまり、非自己MHC分子は非反応性のT細胞だけが残っている)。
(2)T細胞が非自己のMHC抗原(HLA)に対し反応するので移植臓器に対する「拒絶反応」が引き起こされる(つまり、T細胞が非自己MHC分子に反応することで細胞障害が引き起こされる)。
よろしくご回答をお願い致します。