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積雪した山頂の風下に見られる雪煙について
移動する気塊の中に突き出た、積雪している山の頂をイメージしてください。 頂の風下には、雲というよりは、雪煙らしきものが舞い上がります。ところが、風上側を見ると、積雪した稜線がくっきりと見えています。 ●どうして、このような風景となるのでしょうか? どうして、風下側にだけ、雪煙らしきものが舞いあがるか不思議です。 私の想像では、流体力学的な説明になるのではないかと思うのですが、よくわかりません。 或は、この雪煙らしきものが舞いあがる山頂付近の雰囲気をご存知の登山家の方であれば、そこで何が起こっているのかをご存知であるのではないかと想像しております。
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お尋ねでしょうか? 私は別に流力の専門家ではないですが、学校の授業で多少かじった事があるのと、田舎が山国で、晴天の春の日に突然吹雪になる「風花」という現象が不思議で調べたりした事があって、そのときかじった知識などです。 お尋ねのような飛行機の翼みたいな現象もあると思われます。 ただ、富士山のような独立峰では渦が山に対して垂直面だけでなく、水平面でも起きるので、解析が難しい乱流になるでしょうね。 xxアルプスみたいに、山が連なってる場合は、そういう現象ははっきり見られると思います。
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- chokipar
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確かに山頂の風上側では、雪は地表スレスレを煙のごとく這うように吹き抜けます。 そして、風下では気流の渦に乗って雪が舞い上がり、渦が可視化されています。 山頂を吹きぬける風が「カルマン渦」状態になっているのではないでしょうか? 雪山へはよく行きましたが、さすがにそのような悪天候では登頂しませんでしたので至近距離から見たことはありません。 しかし、尾根伝いを歩行中に強風&地吹雪に見舞われたときの風向きは、瞬時にあちらこちらと変化し、ゴーグル無しでは目も開けていられませんでした。 おそらく遠景では渦を巻いていたのでしょう。
お礼
苗場スキー場、最上部のゲレンデ、気温-15℃、風速はおそらく10m/s以上・・の世界をリフトの上から見たことがあります。雪煙が地表を蛇行し、刻々と姿を変えていました。「煙のごとく這うように吹きぬける」だと思います。この気流が風下側の下り斜面にかかると、より下層の気層との間に生じるアンバランスによって渦が生じるのでしょうね。そして、雪煙が舞いあがる・・ chokiparさまからの情報で、考えに一層、確信を持てました。
補足
皆様、ありがとうございました。 続いて「旗雲」についての質問を新規に投稿します。 もし、宜しかったら是非ご回答ください。
- myeyesonly
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こんにちは。 ある程度強い風が吹く場合は、風上側でも雪が舞い上がります。 でも風により地表に押し付けられるので、地表を這うように流れ、遠景では全く見えないです。 山の風下側では、風が渦を巻き、同じ様に地表に沿って上昇しますが、山頂にいく以前に渦巻きなので、斜面から風の向きが剥離し?地表から離れる方向に巻き上げられま風上側からの雪と合流し渦の中で回転します。 このため、地表から離れた空間で滞留時間が長いのと、量が増えるので風下側が見易いわけです。
お礼
こんにちは。 風上側、押しつけられる、私が想像していたのと同じで嬉しいです。なるほど、遠景であるため、見えないわけですね。納得です。 山の風下、渦、→風が左へ流れているとすれば、その渦は半時計回りになるわけですね。 巻きあがった雪が風上側からの雪と合流・・ 納得です(^。^)スバラシイ! どうしてこんなにお分かりになるのですか? 登山経験ありの方? 流体力学関係の方? なのですか? ありがとうございました。 ●一概にはいえませんが、気象条件によっては次のようなことも起こってるのではないかと・・・大気の成層状態が安定なときのことですが・・・ 飛行機の翼の上の気流は加速されますが、山を越える風も加速され、山頂付近で最速になる・・山頂を超えた風は、やはり渦を作りそうです。
お礼
いや~ぁ、ありがとうございました。 吹雪も風花もめったに経験できないため、なかなかその感じがつかめませんでした。すっきりしました。