- ベストアンサー
不活性ガスはNMRでも不活性ですか
ふと思ったのですが アルゴンやネオンなど化学的に安定しているガスを不活性ガスと言いますがこれらのガスはNMRでも不活性なのでしょうか。 (1)もしそうだとすれば磁場中では核スピンは通常の熱平衡状態では無く殆ど磁場と平行方向を向いているのでしょうか。 (2)運よく励起されると緩和時間が長く高いエネルギー準位に留まっているのでしょうか。例えば分単位とか時間単位とか。 不勉強なので不思議に思って質問させて頂きました。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
化学的に安定している・いない と NMR現象を起こす(核スピンを持つ)・起こさない ということとは別物です。 化学的に安定というのは、軌道電子の挙動の話。NMRは原子核の中の話。 HeやXeなどの希ガスを用いたMRIもあるんです。「希ガス」「MRI」「hyperpolarized」などの言葉で検索してみてください。
補足
早速ご回答ありがとうございました。次のURLに行き着きました。 http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2006/pr20061128/pr20061128.html (1)Rbをポンピングして超偏極状態を作り上げ衝突させてXe核スピンの超偏極状態を作り上げる。その後Rbを取り除いて超偏極Xe単独のガスを作り上げるという理解でよろしいでしょうか。 (2)超偏極Xeの寿命は数時間もあると記述されていました。これはつまり縦緩和時間がとても長いという理解でよいのですか。 (3)RbとXeの衝突で電子の編極が核スピンの編極になぜそんなに上手く伝わるのですか。定性的な説明でも頂ければ幸せです。 よろしくお願いいたします。