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ハイドロキシア゜タイトの硬化反応について。
ハイドロキシアパタイト(HA)の1種のαTCPと言うものを固めて、 3Dインクジェットプリンターで人工骨をつくっていると言う記事 がありましたが、この材料はいったいどのようなものなのでしょうか。 αTCPを主成分として多糖体水溶液で固めるのだそうですが、HAを石膏の ように固めるにはどうしたらよいのでしょうか。 産業上の秘密もあるかもしれませんがヒントだけでも教えていただければありがたいです。
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- chem_navi
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回答No.1
こんにちは.αTCPについてはよくわかりませんが,「α」という接頭語からして,結晶多形(同じ組成でも結晶構造が異なるもの)を表している気がします. また,アパタイトを液相合成する際に臭素イオン等を混ぜて結晶構造をわざと崩して作ったものの方が良い,という場合もあります. 多糖体水溶液で固める,ということですが,αTCPそのものをはじめから多糖体水溶液中で作った後に固化するか,別に作ったαTCPを多糖体水溶液中に分散させてから固化するかのいずれかの方法をとっているものと思われます. 固化の方法についてはよくわかりません.私は以前グァーガム溶液中で微粒子を作製するという内容の研究を行っておりましたが,たまたま一日放置して冷えた結果,こんにゃくのように固化していた,という経験はあります.しかし,石膏ほどの固さではありませんでした. 間違っていたならば申し訳有りません.宜しくお願い致します.
お礼
さっそくのご回答ありがとうございます。 ご指摘のとおり、なにか高温で結晶したものをαTCPと言い、他に 低温で結晶したβTCPなるものがあるそうです。 3Dインクジェットプリンターを使って人工骨を造るそうなので かなりスピードが早く硬化し、しかも骨とおなじくらいの硬さに なるようです。 クエン酸とか乳酸とか混ぜてみましたが、全然硬化しませんでした。 少し参考になりました。ありがとうございました。