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「岐阜」はどうして「きふ」ではなくて「ぎふ」と読むのでしょうか?
全くどうでもいい質問をしてすみません! http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=378504 の中でついボヤいてしまっていることなのですが、子どもの頃から疑問に思っていることなんです。 「岐阜」の「岐」の字は普通「き」と読みますよね。 用例=「岐路」 「分岐点」 「多岐亡羊」・・・これらは全て「き」と読みますよね。 例えば普通は「た」と読む「田」の字が、熟語の下に来る場合は「だ」になったりします。 でも「田」の字が熟語の頭に来る場合は、「だ」にはなりませんよね? 「山」の字にしても、熟語の頭に来る場合は「ざん」とは読みませんよね? それなのに、どうして「岐阜」では「岐」の字が頭にあるにも係わらず「ぎ」と濁るんでしょう? もしかして浅学非才な私が知らないだけであって、こういう事例は他にも結構たくさんあるのでしょうか? 尚、お礼に数日かかると思いますのでご承知置き下さい。 宜しかったら、冒頭の質問378504にもお答え頂けたら幸いに思います。
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#2(No.2)のものです。 (まさか、私、質問の意味を取り違えていないですよね。) >こういう事例は他にも結構たくさんあるのでしょうか? 語のはじめにあって、濁る言葉と濁らない言葉があればいいのですね。 分解 ぶんかい 分別 ふんべつ 伴奏 ばんそう 伴侶 はんりょ 貧乏 びんぼう 貧富 ひんぷ 次回 じかい 次第 しだい 大事 だいじ 大安 たいあん (っていうか「大」の場合は、濁るのと濁らないのともっとたくさん言葉があると思います。) もし、讀み方の書いてある漢字の表(常用漢字表など)が身近にあったら、 濁るのと濁らないのと兩方載っている漢字を見つけて、 それぞれ頭に附いている言葉を見つけるといいと思います。 もっとたくさんあると思うのですが、すみませんがもう寢たいので、これくらいで終わりにさせていただきます。 (^-^)/
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- nakaizu
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漢音と呉音について少し補足します。漢音は漢時代の発音というわけではありません。漢の次の三国時代の歴史書である魏志の倭人伝では日本は卑弥呼の時代ですが、この時期に日本で漢字が普及したとは思えません。 三国の後に中国は南北に分れて「南北朝時代」と呼ばれる時期がありますが、この時期は六朝文化といって南部の方が文化的に栄えていました。隋や唐による統一で文化の中心も北部の長安などに移りました。 漢音は長安など中国北部の発音を元にしたもので、呉音は現在の上海など中国南部の発音を元にしたものです。実際には遣隋使や遣唐使の時代に伝わったものが多いと思います。 唐音は唐の時代の発音ではなく、もっとずっと後の明や清の時代の発音です。 慣用音は意外と多いです。たとえば、輸出の「輸」は漢音も呉音もシュでユと読むのは本来間違いです。輸出や輸入は明治になってから作られた言葉で、それ以前はあまり使われていない字だった為に、「諭」の読みと混同して定着したのでしょう。 おまけ 三重の地名は古事記によると 日本武尊(やまとたけるのみこと)が岐阜県の伊吹山の山の神と戦って敗れた時、その魂は白鷺となって南の方へ飛んだそうです。そして三回地上に降りたそうでその地を「三重」と呼ぶようになったそうです。
お礼
とてもご丁寧な補足説明を有難うございました。 漢の時代の発音ではないのに「漢字」なんですか!? 何だかややこしいんですねぇ。ついて行けない・・・(涙)。 つまり北京語と上海語の違いみたいなもの、でいいんでしょうか。 まぁあれだけ広い国ですから、北と南で言語が違ってても全然不思議ではないんですけど。 輸出の「輸」が本来は間違ってるとは驚きました! 輸出・輸血・輸送・・・「シュ」と使う熟語が出て来ない・・。 そういえば「土壇場=どたんば」というのは、 本当は「どくせんじょう」と読むのだと聞いたことがありますが、 それと同様のパターンなんですね、きっと。 三重県の命名由来の違う説をも有難うございました。 まぁ、これも定説がキチンとあるという訳でもないということなんですね。 皆様からいろんなことを教えて頂いて、とても有意義な時間を費やすことができました。
補足
この場をお借りして、ご回答をお寄せ下さった皆様に厚く厚くお礼申し上げます。 全くどうでもいいような些細な私の質問に対し、本当に懇切丁寧なご回答を有難うございました。 漢字には唐音・呉音・慣用音があることや、この質問から派生しての都道府県名の由来等等、 とても興味深いことや思いもかけなかった知識を教えて頂きました。 大げさかもしれませんが、目の前の視界が広がったような感覚を覚えています。 全ての皆様にポイントの10乗ほどをも差し上げたい気持ちなのですが、 そうもいかないのでとても心苦しく思います。 本当に有難うございました!
- atoritaiti
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#6です とんでも無くスレ違いの回答ですが(削除シナイでね)私が過去に質問した時の回答です 県名の由来 http://www.asahi-net.or.jp/~hy6t-ymgc/2-08ken.htm
お礼
再度のご回答をありがとうございました!締め切らなくて良かった。 とても参考になることを教えて頂きました。これで私も都道府県名の由来を質問せずに済みます(笑)。 ひとつひとつ「ほぉ」だの「へぇ」と感心しながら読ませて頂きました。 とくに三重県の由来が・・・「み」は朝鮮語で神、「へ」は辺。「神のちんざ(鎮座)する土地」という意味。 というのが気宇壮大で気に入りました。 鳥取が何故そうなのか・・・水鳥を捕らえる仕事をしていた人たちを、とりとりべ(鳥取部)といったことから。 これまたそうなのかと納得してしまいました。 ただ、大分県は・・・古くから開けた土地で、デルタ地帯に広がる水田を指して「大き田」といわれた。そこから「おおいた」になった。 だそうですが、その「いた」にどうして「分」が当てられたのかは、依然として謎ではありますが。 単なる漢字の疑問から派生して、とても面白いことを教えて頂きました。 管理人さん、とても為になりましたから削除しないで下さいね。
- nozomi500
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おまけ。 呉音とか、唐音とかいうのは、日本に漢字が伝わってきたときの時代の読み方。当然「漢字」は最初「漢」の時代の読みから伝わっているはず。 「唐」は、「遣唐使」以後だから、それ以前に伝わった語に「唐音」は使われていない。仏教用語は、遣唐使以前から使われていたから呉音なんでしょうね。 「周王」の話がかなり前から伝わっていたら、呉音の可能性は高いです。
お礼
いやぁ、グリコに限らず「おまけ」というのは、いつ・幾つ貰っても嬉しいものですねぇ。 今度は言語学者的なご回答を有難うございました。 博学なnozomi500さんから、いろんな知識を伝授して頂いて感謝します。 単に「漢字」と言いますが、正確に表すと「唐字」・「呉字」という言い方にしなければ間違いになる訳なんですね。 おまけに、「間違って定着した慣用音」ですってよ!? かなわんなぁ、そんなにゴチャゴチャしとっては・・・。 でもここでいくらボヤいても仕方がないので諦めます。 「岐阜」の「岐」は呉音。だから「キ」とは読まなくて「ギ」と読む。 どんなに文句があろうとも、それを飲まなくてはならないということなんですね。はははは・・・・
- nozomi500
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おまけに ものごとの「分別」は、「ふんべつ」。 資源ごみの「分別」は、「ぶんべつ」、ですね。 意味が違うから、「ふんべつ」がにごって「ぶんべつ」になったわけじゃないはず。
お礼
おやおや・・・今度は漢字のご講義をありがとうございました(笑)。 私も以前から???と思っていたことなんです。 全く漢字が同じなのに違う読み方をする熟語。 ずーっと以前はゴミの仕分けなんて行政側も指導しなかったのに、 製品の種類によって仕分けしなければならなくなった時、 「ゴミを分別するように」とのご通達。 私は最初「ふんべつ」と読んだのに、「ぶんべつ」だと言う。 「利益」は「りえき」だけど、頭に「ご」が付いたら「ごりやく」。 これはまぁ「ご」が付くからまだ判別できるけど、 全く同じ漢字なのに別の読み方があるというのは解せないですねぇ。 日本語を習得しようとする外国人もきっと戸惑うことでしょう。
- nozomi500
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#1の「ぎざん高校」ですが、 このへんは、本当に地名が「ぎざん」かどうかわかりませんよ。 沖縄の「豊見城高校」って、村の名前は「とみぐすく」だけど、学校名は「とみしろ」ですから。 なお「岐阜」の由来は、#1の通りで、織田信長が、斎藤道三由来の稲葉山城にはいって天下を狙う景気付けに「岐阜城」に改名したわけで、「山奥の城」なんて意味でつけたわけではない。 (地名を堂々と変える習慣、というのは、信長以前にはなかったことで、のちに秀吉が「長浜」と、まねをして改称しだした。)
お礼
あらまぁ、nozomi500さん。あちこちで私の愚問にご回答頂きまして、誠に有難うございます。 「豊見城高校」の読み方は別の質問の中でもお教え頂きましたが、 どうして本来の読み方と違う名称にしたんでしょうかね。 私が推理するに、今後のことを考慮してきっと読みやすいほうを採用したんでしょうね。 博学なnozomi500さん、「岐阜」という地名はそういう経緯があって付けられたのですか。 天下を狙う景気付け・・・なるほど、とても興味深いことを教えて頂きました。
うーん。なぜでしょうか??? 理由は、分かりませんが、こういう事例でしたら、ありますヨ! 岐阜県土岐市。 なぜか、『“ぎ”ふけん』なのに、『と“き”し』と、濁りません。 ※あと、質問378504にも回答しておきました。
お礼
ご回答を有難うございました。全くどうでもいいような質問にあちこちで答えて頂き、大変嬉しく思います。 さて、土岐市。ハイ、友人が住んでおります。 小さい時から「とき、とき」と呼んだり読んだりしてたので、何の不思議さも感じませんでしたが、 確かに゛私の法則゛からいくと、「岐阜県土岐市」は「きふけんとぎし」でなくてはなりません(笑)。 待てよ、「土」を「と」と読むのも゛私の法則゛から少々はみ出てるよなぁ。 まぁそれを言い出したら、例えば「鳥羽」なんてのも本来なら「とりば」 もしくは「とりばね」とか「ちょうば」になるのが筋?なのですが・・・。 それと同様なのが「鳥取」。「鳥」がどうして「とっ」になるのか??? 「取って」とかでも分かるように、「取」のほうなら「とっ」と読めないこともないんですが・・・。 極めつけは「大分県」ですかね。「分」を「いた」と読むなんて 他の熟語で聞いたこともなければ習ったこともないんですけど・・・。 すみません、私のボヤキがどんどん膨れ上がって行くばかりなので、この辺で止めます。 それにしても、人名と地名は難しいと言われる所以ですね。
- atoritaiti
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こんにちは 答えと関係有りませんが 県名の由来は 岐阜県 「岐」は深く入り込む。「阜」は岡を意味する。「谷間に深く入り込んだきゅうりょうち(丘陵地)」 だそうです
お礼
ご回答を有難うございました。 岐阜の「岐」や「阜」にはそのような意味があったんですか。 何だか壮大な気分になって来ました。いつ誰が命名したのか知りませんが、 いい加減な思い付きで決めたのではないことだけは確かですね。 ウムムム、ますます47都道府県名の由来を知りたくなって来ました(笑)。
- nakaizu
- ベストアンサー率48% (203/415)
漢字の音読みには日本に伝わった時代によって、漢音、呉音、唐音があり、それ以外に間違った読み方が定着してしまった慣用音があります。 たとえば「行」は漢音がコウ、呉音がギョウ、唐音がアンです。行進、修行、行灯などでつかわれています。 一般的に仏教関係は呉音、それ以外は漢音を用いていることが多いです。 さて、「岐」は漢音が「キ」で呉音が「ギ」です。 No.1の方の推測したように、お坊さんが関係していた為に、呉音がつかわれているのかもしれません.
お礼
ご回答を有難うございました。 漢音・呉音・唐音ですか・・・。そう言えば昔むか~し そんなことを国語の授業で習ったような寝てたような(笑)。 それに加えて慣用音ですか!?それは聞いたことがない・・・やはり完全に寝てたようです・・・。 それでぎょうきゃくと書いて「あんぎゃ=行脚」なんていう熟語があるのですね。 「回向」と書いて「えこう」、「供華」は「くげ」、「ごんぎょう」は「勤行」と読むのもそれなんですね。 で、「行火=あんか」・「行灯=あんどん」は唐音だったんですね。 「岐阜」の「岐」は呉音だったんですか。またまた目から鱗がポロリンコ。 素晴らしいご説明を有難うございました。
- gootara
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「ぎふ」と呼ばれるようになった由来を調べるとわかることだと思いますが、最初に読みありきなのではないかと想像します。 あとから字を当てたということです。 地名を一般名詞と比較しても解決することではないと思います。(^_^;)
お礼
深夜にもかかわらずのご回答を有難うございました。 命名する前に読みありきだった・・・なるほど、そういうことだったのかもしれませんね。 そうなると、あとから字を当てたということになるのですね。 だったら、後に私が頭を痛めるような字を当てんといて欲しかったです・・・。 「ぎ」なら、義とか技とか戯とかありますやん。 「義父」だったら、私は間違いなく「ぎふ」と読んで何の問題もなかったんですが。 あ、そんな県名にしたら「どうしてぎふけんは「義父」などという漢字を使うのか?」 という質問をしていたことでしょうけれども(笑)。 >地名を一般名詞と比較しても解決することではない そうですよね。人名と並んで地名もまた難読なものが多いですものね。 例えば鹿児島県の最南端(でしたっけ?)にある「指宿」。 どうしてゆびやどと書いて「いぶすき」なんだ!?って思います。 これももしかしたら「指宿」という漢字が当てられる以前から 既にそこら一帯は現地の人によって「いぶすき」と呼ばれていたのかもしれませんね。
漢和辭典を見てみたんですが、 「岐」という字には「ぎ」という讀み方もあります。 「き」がにごって「ぎ」になったのではなくて、はじめから「ぎ」という讀み方があるということです。 別の字ですが 「地」(ち)という字は、「地震」のときには「じしん」と讀みますよね。 これは「ち」がにごって「じ」になったのではなくて、はじめから「じ」という讀み方があるんです。 それと同じことです。 じゃあ、なぜ「き」でなくて「ぎ」という讀み方をとったのか、 という質問ならわかりません。
お礼
深夜にもかかわらず早速のご回答を有難うございました。 さて、漢和辞典に「岐」の字の読み方として「ぎ」とあるそうで。 これは「き」が濁っての「ぎ」ではなく、そもそも別の読み方なんですか!? 「地震」の「じ」は「ち」が濁ったのではないんですか!? 知りませんでした。と言うか、考えたこともないことでした。 ということは、「岐阜の岐はどうして「ぎ」なのか?」という私の質問は 全く的外れな質問だったんですね。恥ずかしい~~・・・ でも、お陰様で疑問がスッキリ解けました。ありがとうございました。
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お礼
私の質問を的確に捉えて頂いての再度のご回答を有難うございました。 あら、ホント、たくさんあるじゃないですか!? 「貧乏」な私が毎週水曜日に「分別ゴミ」を出しに行くと、 いつも近所で「ピアノ伴奏」が聞こえて来る。 「次回」にはどんなメロディなのかといろいろ思考するのが「大事」なひとときである。 以上、頭にありながら濁った読み方をする熟語を使っての短文をお粗末ながらも作ってみました。 よく考えてみたら、私も日常生活において頻繁に使ってました・・・。 もっとよく考えてみてから質問すべきだったと恥ずかしく思ってます。 穴があったら私を埋めて下さい・・・