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売却・買収・転売の違い
劇の脚本を書いています。ホテルが買収される話しなのですが売却・買収・転売の詳しい違いについて教えていただけますでしょうか? また次の台詞を小学生にも分かるように書き直してくださるとありがたいです。 いずれ転売するだけであなたの会社は相応に儲かるわけ。開発の中心は銀行グループなんだけど、彼らはホテルの名前とステータスがどうしても欲しいんだって。 状況としては、一度買収されたホテルが、さらに、辺りの開発計画の一環としてリゾートホテルにされてしまうというような感じです。 よろしくお願いします。
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感覚的なお答えをいたしますが、参考となれば幸いです。 売却とはかなり広い意味の言葉です。何しかモノを売れば売却という言葉を使っていいでしょう。 これに比べて転売とは、むしろ利益獲得を目的にモノを売るときに使います。 営業活動の中で、モノを仕入れ、高値で売る。こういうときに使います。 あるいは、株式など有価証券その他金融商品を買ってきて、時価が値上がりしたときに売る。こういうときにも使います。 しかし転売という言葉は特に、本来は営業活動に必要なので購入した土地や建物を、このまま営業活動に使って金儲けするよりも売ってしまったほうが儲かると判断し、保有目的を変えて売ってしまう。こういうときに使うほうがピッタリでしょう。 買収というのは、モノを単体で買うというよりもむしろ、土地・建物・従業員・ノウハウ・債務などが有機的に結合した組織的なモノ(事業体)を買う場合に使うのが通常です。 ただし、事業体そのものズバリを買う場合にも買収という言葉は使われますが、支配権を獲得して操る目的で株式を買う場合にも使われます。 さて、買収の対象となり、やがては転売されそうな、劇中に登場するホテルは、建物単体というよりも有機的に結合した組織的なモノと考えるべきでしょう。ですから買収という言葉がふさわしいのです。 そして「いずれ転売するだけ」という台詞からこのホテルは、名実ともに営業目的で買収したのかもしれない、しかしやがて経営が行き詰まり、手放したほうが儲かるときが来る、そういう運命を辿るのだ、という悲観的な印象を受けます。 最後の段落は「それくらい分かっとるわ」と思われたかもしれませんが、念のため書いておきました。そして、台詞の書き直しは難しいです。小学生に、ステータスというものが大人にとっては魅力のある価値あるものと理解できるかどうかも怪しいですから。
お礼
詳しい説明ありがとうございます。大変分かりやすかったです。 なんとか分かりやすいように台詞を変えていきたいと思います。 本当にありがとうございました。