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「二十日鼠と人間」の原作について
先日、1992年製作(再映画化らしいので)の同映画を観ました。 そして、余りにも有名ながら一度も読んだことがない原作を 読んでみようと思い立ちました。 調べてみると、おそよ二人の方が訳されていて いずれも新潮社から出版されているようです。 そこで、読まれたご経験のある方にお聞きしたいのですが、 どなたの訳書がお薦めですか? 私がどんなものを求めているかにも拠ると思うのですが 淡々とした語調がしっくりくる性質です。 勿論、自分でも今日あたり本屋に出向いて探してみます。 その前に、在庫切れの可能性が高そうなので、 古本屋に行かないと手に入らないかな。 宜しくお願いします。 因みに、このゲイリー・シニーズとジョン・マルコヴィッチ主演の 「二十日鼠と人間」は、重く切ない内容でありながら 美しく、とても素晴らしい映画でした。 泣くに泣けないやり切れなさが尾を引きますが、それでも泣けてきます。
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こんにちは。以下は参考程度です。 質問にも有る通りこの作品は2人の訳で出版されていますが、現在では新潮社の大門一男改訂版も、これより古い杉木喬版もすべて絶版になっています。新刊書店で買うことは不可能に近いでしょうが、有名な作品ですから古書店を何軒か回れば必ず見つかるでしょう。 ネット売買サイトのイージーシークの出品を見てみると↓、かなり多くありますし、中には80円というものまで有ります。古書店でも100円均一の扱いかもしれません(だからと言って内容がそれだけの価値しかないということではありませんので、念のため)。 私は読んでいませんので、訳者に関して言えることはありません。書店の検索で該当する作品を一覧すると、杉木さんのほうが固め(正統的)のものが多いようで、大門さんは例えばアガサ・クリスチィなど割合娯楽性の高い物が主流に感じられます。 ついでですので映画の方も調べてみたら、前作は1939年の制作で、時勢から日本では公開されないままになったようです。 http://www.cdconnection.com/bin/nph-main/Zl6XK95S08PA.b
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- cyaboe
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新しい物でよろしければ、新潮文庫の「ハツカネズミと人間」はいかがでしょうか。 大浦暁生さんの訳です。 タイトルもカタカナになっています。 私はたいていの場合には新しい訳を選ぶようにしています。 語感が今の時代に合っていて物語の世界に入りやすいのと、誤訳が訂正されていることを期待するからです。 この本も読みやすくて、心に残るお話しでした。 始終本を読んでいる私ですが、このような本に当たるのは1年に1回もない、という位の感動でした。 新潮文庫の本はまだ当分店頭に並んでいますから、急がなくても大丈夫。 ゆっくりお考えになってお選び下さいね。 以上、ご参考までに。
お礼
cyaboe様 ありがとうございました。 大浦暁生さん訳の文庫も、ネットで調べているときに確かにありました。 なるほど。新しいほど誤訳が訂正されている、か。 勉強になります。 文庫ならそう高くないし、書店で中身をざーっと読んで 面白そうだったら買うことにします。 どうもありがとうございました。
お礼
ichien様 どうもありがとうございました。 やはり初版が古い二冊は、絶版なのですね。 でも、古書としては大分出回っているようなので、あたってみます。 語調の違いについても、ご経験からではないとしても参考になります。 映画の前作は大分昔なのですね。 是非、観比べてみたいものですが、難しそうですね。 どうもありがとうございました。