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superior tonal transparency=優れた音の明瞭性??
標題の通り、以下の文中に使用されている"superior tonal transparency" の捉えかた(訳し方)が今一つわかりません...。 どなたか御わかりになる方、ご助言をお願い致します 【英文】 ABC's patent-pending design is geared toward superior tonal transparency, with clear high frequencies and smooth, balanced mids. 【訳文】 優れた音の明瞭性を対象とし、かつ高振動域の音が明瞭でスムーズで、 中音域もバランスが良いという特徴を持つABC社のデザインは、現在 特許出願中である。 以上です。よろしくお願い致します。
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こんにちは。9/18のご質問ではお礼のお返事を有難うございました。 ご質問: <"superior tonal transparency"の捉えかた(訳し方)> 1.英文をぱっと見た感じでは 「より鮮明な音感」 という訳が浮かびました。 2.ここではtonal「音の」という形容詞が、transparency「透明さ」という名詞にかかっていますが、和訳では必ずしもその語順で訳す必要はありません。時には、名詞を形容詞的に、形容詞を名詞に置き換ええる作業も、テクニックとして必要です。 3.ここでは、「音の透明さ」とするより、「透明な音」とした方がきれいな訳の流れになります。 4.「透明な音」というと、キャッチコピー的にはいいですが、具体的な説明となると、やや抽象的すぎて「どんな音?」と思われかねません。 「透明な音」をさらにつきつめていけば、「透明感のある」→「透き通った」→「クリアな」→「鮮明な」という形容詞にたどり着きます。 4.superiorは「高度な」「優れた」と言う意味をふまえていますが、今までと違って優れている、という「優良比較」にポイントがありますから、それを強調するような訳出にします。 5.このwithは「~を持った」「~を備えた」という意味の「所持・所有」の意味で使われています。後続の名詞句を従えて、全体で形容詞句としてすぐ前の名詞superior tonal transparencyにかかるような訳の方がいいかと思います。 時には、「~を持って」は「~があるために」という理由の訳にした方がいい場合もあります。 6.また、with以下には、A and Bという2つの名詞句があります。それぞれA、Bに相当するのは、 A:clear high frequencies B:smooth, balanced mids になります。 7.以上を踏まえて全文の訳例は (意訳1)「現在特許出願中の ABC社のデザインは、鮮明な高振動域と、なめらかでバランスのとれた中音域を備え、より鮮明な音感を作り出すと目されている。」 (意訳2)「現在特許出願中の ABC社のデザインは、高振動域が鮮明で、中音域はなめらかで安定感があるため、より鮮明な高度な音感が期待されている。」 ぐらいになります。 以上ご参考までに。
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- seabus12
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アンプやスピーカなどの音響関連の装置と思われます. このような装置では,音の成分である周波数(Hzで表しますが)が,低いものから高いものまでの範囲をできるだけ原音のまま透過させる必要(transparent)があります.ある周波数成分で他の周波数成分より電気的に(電圧)高低のアンバランスが生じると歪みとなります.横軸に周波数,縦軸に出力をとったグラフが,この装置の周波数特性曲線になります.この曲線はできるだけ平坦で滑らか(smooth)であることが理想です.この周波数特性は,いわゆる音質を決めます. 身近なところでは,テレビや携帯電話の音質の良し悪しがありますね. 主観的に「音が透明」とか言うのではありません.雑音が無い音(極端にはサイン波)は透明と言えますが,周波数特性とは無関係です.
お礼
専門的な内容で勉強になりました。 ありがとうございました☆
- seabus12
- ベストアンサー率25% (93/371)
これは周波数特性のことを言っているのでしょう. 優れた透過性というのは入力と出力との間の関係で,低い周波数から高い周波数まで,ひずみがなく,滑らかな(smooth) 特性曲線を持つということでしょう. 特性曲線がギザギザだと周波数によっては出力に歪みが生じるということです.例えば高音域で強調されるとシャキシャキ音になるのが典型です. 物理的な電気装置について記述するのですから,「透明感」とか「透き通った」とか感覚的な問題ではありません.
- jayoosan
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その訳ではないですが、オーディオ関連でよく目にする語句として 透き通った音 とか ~の音を限りなく追求 みたいにはいいますが、ちょうどこれらがその訳に近いように思います。
- Wendy02
- ベストアンサー率57% (3570/6232)
こんにちは。 私は、この種類の翻訳はしませんが、基本的にアドバイスとして書いておきます。 たぶん、ご質問者さんは、もちろん、transparency の、「透明性」という言葉はご存知の上で質問されていると思います。仕事で翻訳されているわけですよね。 「優れた音色の透明性」なんていうのは、なんのことか、と思ってしまいますが、この手の翻訳は、あまり意訳することは許されないのです。したがって、「透明性」というしかないのだと思います。たぶん、「忠実再生」とか、「原音再生」いういう言葉に近いのかもしれませんが、それはクライアントさん任せで、翻訳としては、他は考えないほうがよいのだと思います。この手のものは、日本人が書く日本語でも、さっぱり分からないです。 この世界には、プロの音楽家を激怒させるには十分な言葉が一杯あるようです。 それと、翻訳の場合、「優れた音色の透明性を意図した」と「特許出願中である」は、翻訳文は、間を離さないほうがよいです。
- go_urn
- ベストアンサー率57% (938/1643)
こんにちは! ABC's patent-pending design is geared toward superior tonal transparency, with clear high frequencies and smooth, balanced mids. 1)transparency は「透明感」で通じると思います。clarity は、音がはっきりしていることでしょうが、transparencyは「澄みきった」感じを言っていて、若干違う感じがあります。美空ひばりの声は、明瞭ですが、透明感があるとは言えません。 2)smooth は、balancedとともに、mids に係っていると思います。 (代案)ABC社の特許出願中の(再生装置の)デザインは、音の透明感を秀でたものにすることに照準が定められ、明瞭な高音域と、なめらかでバランスのとれた中音域を有している。 以上、ご参考になれば幸いです!
お礼
素早いご回答をいただきましてありがとうございました。 参考にさせていただきました。
お礼
非常にわかりやすいご説明ありがとうございます。 一つ一つ納得して読み進めることが出来ました! ありがとうございました★