※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:儒教などの創始者について)
儒教などの創始者について
このQ&Aのポイント
儒教は中国において祖先祭祀と天帝信仰とを核とする宗教であり、その創始者は必ずしも孔子ではない。
麦谷先生のPDFには、孔子という名前は出てこないが、孔子以前の思想地盤を指している可能性がある。
他の宗教の創始者もそれ以前に思想の地盤があり、それを大成して創始したと考えられている。
今、http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/staff/youran/mugitani.pdfを勉強させていただいております。距離も縁も遠い先生で、メールも存じ上げないので、どうかお教え下さい。
ここの冒頭で≪中国においては、祖先祭祀と天帝信仰とを核とする儒教が国家祭祀と結びついて古くから存在していたたが、≫という件りに行き会いました。文意からは、必ずしも≪孔子が創始した儒教が、・・・≫とは書いておられません。それで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%84%92%E6%95%99とhtp://www.ijournal.org/world/confucianism.htmにアクセスしてみましたが、両方とも孔子を創始者といっていて、次には、大成者といっております。
1. これは、今までの思想を大成しながら、それなりの創始をしたという意味と理解して宜しいのでしょうか?
2. 最初の麦谷先生のPDFはあえて孔子という名前を出しておられないのは、やはり、孔子以前のそういうような思想地盤をいっているのでしょうか?先生がこのコーナをお読みくだされば、いいのですが、皆様どうかご教示下さい。
3. 関連して、イエスにおけるキリスト教(の場合はユダヤ教でしょうが、それとの中間的な、そして先行する教え)とか、釈尊の仏教とか、マホメットのイスラム教とかも、この方々の前にもそういう地盤的な思想があって、それを大成して、創始したのがそれぞれの方々だったと、理解していて間違いはないでしょうか?
どうかよろしくお願いします。
お礼
早速有難う御座います。 いろんなことにはやはり、何でもその前のことがあるのですね。 儒教はやはり、孔子が突然に創始したということではないのですね。 やはり前のこと、多分先行している教えや遣り方、伝統、或はもっとどなたかに影響されたり、先生や先輩がおられたかもしれませんね。 儒教は祖先崇拝というと、仏教やキリスト教みたいに唯一にして普遍なるものを第一に目指すのとはいろんな性格が違ってくるのでしょうね。昔、偶々見つけた白川静氏のご本にも、巫祝、巫覡の方の中に孔子のおかぁさまらしい方もおられ、お父上は他にご家庭のある先陣をきる武士らしいというのもありました。 そして孔子は若年からずいぶんいろんなお仕事の就かれていたらしい。 巫祝集団にも属していたらしいということでしたから、やはり政治のどうの、人の道、修養がどうのというのは必ずしも最初から主なる内容ではなかったのですね。 怪力乱神を語らずは読んだことがありましたが、やはり怪力乱神はでてきていましたか。それではよく読んでみます。 有難う御座いました。
補足
(孔子は)それまでに行われていたことを、系統立て、まとめた。 (孔子は)祖先祭祀の方法・葬式の方法の体系をまとめた。 儒教は祖先崇拝の宗教。 怪力乱神を語らず、と言っていながら論語には、 怪力乱神が多数出てきます。 論語から多くの人生訓のようなものを読み取ることができるが、そういう根っこと幹の中での教えなのですね。 論語本文は兎も角措いても、いろんな方々の論語や孔子に関するご著述は必ずしもそういう歴史的根幹について触れているものを読んでいなかったので、たいへん啓発を受けました。有難う御座いました