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羊毛断熱材の家の住み心地
家を建てるにあたり、壁と床に羊毛断熱材、屋根にカネライト等のボード系の断熱材を入れようかと考えています。 最近の高気密の家とは縁遠いのでエネルギー的には非効率な家かとは思いますが、GWにした場合、壁内でもしも湿気を含んでしまったら‥と思うと嫌なのと、イメージ優先になるかもしれませんが、自然素材で調湿してくれる断熱材というところに惹かれてます。 まだメーカは決めあぐねてますが、コスモプロジェクトのサーモウールエクセレントで検討してます。 施工の仕方や、住まい方で差も出てきて一概に比較できないものかもしれませんが、羊毛断熱材の家に住んでいらっしゃる方の住み心地とか実際の調湿具合とか感想とかお聞きしたいと思ってます。 (こちら、九州西部地域です)
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家佐藤 直子(@n-space) 建築士
羊毛の断熱材のいいところは、壁内結露した場合に、いつかは乾く、という部分です。 GWは一旦水分を吸ってしまうと水分を取り込んでしまい乾かないらしいです。 とはいえ、壁内結露を防ぐには、内側の壁に防湿層を施工することが大前提ですので、羊毛だから絶対結露しないわけではありません。 壁内結露は、冬場でいうと、室内18℃で湿度40%の場合、外気が4℃以下くらいでおこります。結露するかどうかは室内外の温度差と湿度によります。暖かい九州でも、室内を20℃以上にし、加湿器や燃焼器具を使っていれば外気温6℃でも結露はします。 いくら羊毛とはいえ水分吸収の限度はあります。 コストパフォーマンスと性能の比ではGWの右に出るものはないでしょう。
佐藤 直子(@n-space) プロフィール
一級建築設計事務所を開設しています。住まいに関しては、安全で安心、居心地の良さのほか、動線・収納計画や美しいインテリア、コスパの良さなど、様々なご提案をいたしております。店舗や賃貸物件などでは事業計画...
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お礼
防湿層を施工はやってもらえる予定です。私も羊毛だから壁内で結露しないとは認識しておりませんし、吸湿にも必ず飽和点があると思っております。吸湿したものをずっと保湿しているものではなく、サイディングとの間の通気層で放湿もされるであろうと思ってます。アドバイスありがとうございました。