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文語体の詩集
最近、文語文の美しさに気づきました。もう少し触れてみたいと思っています。しかし小説はなかなか難しいと思っています。詩集なら誰のが良いでしょうか?私は抒情詩が読んでみたいのですが、初心者でも比較的分かりやすいようなものはないでしょうか。またそのような本は今でも書店で買えるのでしょうか?
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上田敏「海潮音」(新潮文庫) 堀口大學「月下の一群」(講談社文芸文庫) どちらも訳詩集です。 ボードレール、ワーズワースなどの有名な詩を日本語に翻訳してあります。 日本文学史には必ず乗っている二冊ですが、現在読んでもとても美しい日本語で、叙情性もたっぷりです。
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- hukuponlog
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回答No.1
島崎藤村なんかどうでしょうかね。有名なのは「初恋」で、これはたしか国語の教科書にも取り上げられていたはずです。詩集としては、「若菜集」の中の作品です。 まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり 「藤村詩抄」という、自選の詩集もあります。 漢語調の詩が読みたいなら、土井晩翠が良いと思います。一番有名なのは「荒城の月」ですが、三国志をテーマにした「星落秋風五丈原」なんかも結構良いですよ。 祁山悲秋の風更けて 陣雲暗し五丈原 零露の文は繁くして 草枯れ馬は肥ゆれども 蜀軍の旗光無く 鼓角の音も今しづか。 丞相病篤かりき。 これらの作品はもちろん出版もされていますが、著作権が切れていますので、青空文庫などネット上でも読むことができます。 作者名、作品名で検索をかけてみてください。
質問者
お礼
文語文は本当に素晴らしいですね。私にはとても難しいように思えますが少しでも触れていたいと思います。ありがとうございました。
お礼
出版社まで教えてくださりありがとうございました。 普段あまり触れることの出来ない文語体。早速捜してみてその世界に浸りたいと思います。