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おすすめの現代詩集
最近書かれたおすすめの詩集があれば教えてください。ここ10年以内に書かれた現代の詩を読んでみたいです。 (質問とは直接関係ないですが、谷川俊太郎さんの「朝のリレー」が大好きです) よろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
日本の現代詩に圧倒的影響を与えた萩原朔太郎、その名を冠した賞があります。 wikiに一覧がありますので貼っておきます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/萩原朔太郎賞 何冊もの詩集を出し、よく知られた詩人たちの名前がならんでいます。 受賞作、候補作、いずれをとっても現代の詩の水準を示すものだと思いますが、 もっと若い人たちの詩を読みたいというのであれば、新人から選ばれるこちらの賞がいいでしょう。 http://ja.wikipedia.org/wiki/中原中也賞 受賞者の略歴やコメントが載っているのはこちらです。 http://www.chuyakan.jp/09syou/01/09main01.html 第1回受賞者の豊原清明氏は当時まだ高校生でした。けれん味がなくみずみずしい詩集。これは詩の指導をした周りの人たちもえらいのです。 また、第10回受賞者の三角みづ紀氏は現代の若者の苦悩を率直な詩の言葉で訴えかけてきました。 第14回の川上未映子氏は散文詩の形式で、芥川受賞作などの小説よりなおいっそう自由な発想と言葉をもってユニークな詩空間を形成しています。 第6回のアーサー・ビナード氏は米国育ちで日本語の名手。質問者さんのお気に入りになるかもしれません。 第2回受賞者の長谷部奈美江氏は言葉の一つ一つは易しいのに何を言っているのかさっぱりわからない、いわゆる超難解詩を代表する人だと思いますが、詩の可能性、言葉の可能性を探るうえでとても大切な存在。 そのほか私のわずかに知るところでは、蜂飼耳、日和聡子、四元康祐、多和田葉子など各氏も詩はもちろん、小説やエッセイにも活躍中ですね。 現代でも詩は水甕から清水があふれしたたるほど書かれています。 ただ発行部数は少ないし、書店・古書店・図書館をめぐってもなかなかお目にかからないかもしれません。 以上ご紹介した詩集は比較的入手しやすいと思います。 余白たっぷりに、大きな活字で組まれた言葉の醍醐味をお楽しみください。 あれもこれもご参考まで。
お礼
たくさん紹介してくださりありがとうございます。 ますます詩を読みたくなりました。