地球にとっては別に窒素も酸素も必要ではありません。二酸化炭素も必要ではありません。ただの宇宙の中にある星です。何かの物質がなければ存在が危うくなるというものではありません。宇宙の中にあるある星がたまたまある偶然で今の地球を形作るような元素組成で誕生したということです。
生物はある時期の地球上での環境を前提として存在するようになりました。したがって生物としてはそういう環境を必要としていることになります。
温暖化も生物が暮らしている地球という前提を抜きにすれば問題になりません。過去に何度も温暖化、寒冷化はあったでしょう。その度に生物の大量絶滅が繰り返されただろうと思います。「何があっても人類は生き延びるだろう、1割でも生き延びればそれでいいではないか」という立場であれば問題になりません。
酸素は反応しやすい物質です。長い地球の歴史を考えると反応せずにO2として存在しているということはありえないはずです。金星の大気中には酸素がなくて二酸化炭素があります。
地球の大気中の酸素は全て光合成によって生じたものであり、生物の発生以後に大気中に蓄えられたものであるということが地球の歴史を扱った本の中に書いてありました。したがって動物よりも植物が先です。酸素が存在しなければオゾンも存在しないでしょう。地表に降り注ぐ紫外線をオゾン層が吸収しているという話を聞かれたことがあると思います。酸素がなければこの働きも期待できないのですから紫外線は地表にまで充分達する事になります。
生物が水の中から陸上に上がるのは地表の酸素濃度が高くなって地表に達する紫外線量がある程度少なくなってからのことだというのも書いてありました。
そういうことから言うと水が存在したということが一番のポイントであるように思います。水があれば大気中の二酸化炭素を溶かし込むことも出来ます。炭酸カルシウムのような形で固体として沈殿することも起こります。
水は気体、液体の間での状態変化が起こりやすい物質です。熱を吸収し、運搬するという働きが大きいです。地表の熱を吸収して蒸発し、上空で凝縮して熱を放出すると地表からの輻射だけによるよりも効率よく宇宙に熱を放出できます。
物質の循環でも地表温度の維持でも生命の発生でも水が決めてです。
>窒素は必要ですか
窒素のあるところに後から酸素が入って行ったのですから変な質問ですね。
地球の歴史の中での物質循環についてはよく分かっていない部分が多いようです。少し前にかかれた本の内容に「?」がつくということは多いようです。ここに書いた内容にも「?」が付くかもしれません。
お礼
すっごいよくわかる説明ありがとうございます♪ すっごい参考になりました☆