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野菜の施肥設計
野菜を作ろうと思うのですが、肥料には16-10-14などかかれているのですが、施肥設計はどのような計算方法でやればいいのか教えてもらいたいのです。 できるだけ分かりやすく、実例を交えて教えてもらえると助かります。 参考になるサイトなどもあれば教えてください。 お願いします。
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カテゴリーが農学に書かれていますが、面積が広くなく家庭菜園の延長くらいとして回答します。 奈良県の農業関係から http://www.pref.nara.jp/nogyos/nousou/sehi-kijyun/yasai-frame.html 仮にオクラを選択すると、元肥が窒素(N)13、リン酸(P)20、加里(K)13となっています。 *注意* m2 この数字は成分で、単位はKgで、さらに10a(アール)=1反=1000m2当たりです。 ここで換算ができます、それは1kgは1gの1000倍で、面積も1000倍ですので、言い換えれば1m2当たりの施肥量は、窒素では13g必要という事になります。 一般に三要素NPKのうち、Nを基準に計算します。 それは多すぎると軟弱になり、腐れる病気が出やすくなりますし、少なければ生育や色が悪くなります。 書かれた化成肥料で計算すると、窒素16は%ですから、必要窒素量は13ですので13÷0.16=約81gとなります。 81gが実際に1m2に撒く肥料の量で、80gでかまいません。 この80gとしたら、リン酸は成分10%ですので8gで、加里は成分14%ですから11.2gとなります。 必要成分量ではリン酸が20-8=12g不足、加里では13-11.2=1.8g不足します。 この不足分の補充は単肥(たんぴ・・成分が1種類のみ)で行ないます。 http://www.jaac.or.jp/saien/basic/hiryou/index.htm リン酸不足は、過リン酸石灰か溶リンで行ないます。 火山灰土系の土でしたら、溶リンの方が良いと言われています。 溶リンを使うとすれば、不足12g÷成分%0.20=60gとなります。 加里分は硫酸カリか塩化カリを使います。 仮に塩化カリならば不足分1.8g÷0.60=3gとなります。 しかし3gを追加は現実的ではありませんので、省いて良いです。 窒素の追肥を単肥で行なうなら、硫安を使います。 必要成分量が4÷0.21=約19g→20g、加里追肥を塩化カリですれば、4÷0.60=6.6g→7gとなります。 ここで問題があります。それは家庭菜園なら20kg袋の単肥を買えば、多過ぎて何年分にもなります。 小分けした物を売っていれば良いのですが・・・あまり見かけない。 そこで元肥に使った物と同じ物を使う方法で、4÷0.16=25gを1回分の追肥として使います。 加里がやや少ないですが、許容範囲と思います。 リン酸の追肥はありませんが、少々多くなっても問題は起こしません。 先に書きましたように、これは1m2当たりですので、面積の掛け算が必要です。 本当は先に書くべきでしたが、美味しい野菜が順調にできるには、多様な要素がうまく繋がっている事が大切です。 そのためには 農協や農業指導センター(農業改良普及所)に一度聞いてみてください。 そのポイントは、1.地域の土壌の種類や性質を聞く。 2.栽培指針とか栽培暦をもらう。 3.栽培技術のポイントを聞く。 それとあくまで肥料は土作りの最終段階ですので、事前の堆厩肥など有機物投入や苦土石灰などでのPH調整が重要です。 http://www.pref.nara.jp/nogyos/nousou/sehi-kijyun/sehikijyun-index.html http://www.kanri-seikatu.com/ http://www.mate.pref.mie.jp/sehikijun/default.htm ↓全国の都道府県施肥基準等・・PDFファイルが多い http://www.maff.go.jp/sehikijun/top.html 検索するキーワード例:栽培基準、施肥量、栽培指針、酸度調整
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- sub4
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詳しく説明するとちょっと複雑ですので、基本的な部分だけ書きます。 肥料の袋に記載してある、16-10-14等の数字は肥料成分の含有率です。順番に、「窒素が16%、リン酸が10%、カリが14%の成分で含まれています」ということです。この3つは三要素と言われ肥料の中でも一番重要な(沢山の量が必要)成分で、他にもマグネシウム(苦土)、マンガン、カルシウム(石灰のこと)などが含まれる肥料もあります。 一方、栽培手引きなどで、「野菜の○○を作るには、10m2当たりに、窒素が200g、リン酸が300g、カリが200gを施す」などと書いてあります。窒素を例にすると、肥料の量の計算方法は、(必要な成分量)÷(肥料の含有率【小数点表示】)=200g÷0.16(16%の小数点表示)=1,250gとなります。 ここで問題になるのが、肥料の3つの成分全部をピッタリに計算するには、含有率の違ういくつもの肥料を組み合わせないといけないのですが、一般的には、窒素の数字だけを合わせて、あとの二つは無視する事が多いです。 理由は、 (1)土の中にも、もともとリン酸やカリが含まれている。 (2)窒素以外の成分は、植物の成長に与える影響が比較的少ないので多少の過不足でも障害が起こりにくい。 等のためです。 馴れないとわかりにくい計算ですが、野菜を作る時に大切な部分ですのでしっかり計算してみて下さい。また、無料で、肥料計算が出来るサイトもありますので、利用してみたらどうでしょうか?
- 参考URL:
- http://ecosehi.com/
- usokoku
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農家の基本としての、 どんぶり勘定。 で答えます。 >16-10-14 3つ入っている。化学肥料として問題なし。 10アールあたり、200kg放り込んで、表面21cm(7寸)を耕す。 その後は、生育を見て、 「黄色っぽい葉」、カリ不足。カリ肥料追肥。 葉が伸びない、チッソ不足。チッソ肥料追肥。 現物を見て、目見当でまく。 極端に手を抜く場合です。
- toshihisakasiwa
- ベストアンサー率62% (226/359)
化成肥料の表示ですね左から順に窒素、リン酸、カリになります数字は成分量をパーセントで表した物です。16-10-14の表示ならその化成肥料には10キロ当たり窒素が1,6キロリン酸が1キロカリが1,4キロ含まれています。私達農家は通常は300坪を一単位として計算しますからそれを300で割れば1坪あたりの肥料分が計算出来ます。普通の野菜栽培では300坪当たりで窒素、リン酸、カリが10キロ程度ですから10パーセントの化成なら100キロになりますし15パーセントなら75キロになります。
お礼
ありがとうございます。 丁寧に回答していただいて、感謝です。 ちょっとややこしい感じはするけど、例をみつつ野菜栽培に役立てようと思います!