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自動車メーカーの車種による利益率の差について
先日日産に勤めている方にお話を伺う機会があったんですが、その方が「GT-R(昨年発表した国産最高級クラスのスポーツカー)を一台売るのとマーチ数十台売るので出る利益はほとんど同じ」といった趣旨のことをおっしゃっていました。たしか地方を中心にコンパクトカー、軽自動車の需要が増えてるんだけど、メーカーにとってそれは大腕を振ってよろこべるものじゃない、という話の流れの中だったと思います。 結構偉い方の真面目な場での話なのでそうそうオーバーな表現ではないと思うのですが、これは本当なのでしょうか?マーチのような大衆車よりいわゆるスポーツカーの方が利益率が高いというのは何となくイメージできるのですが、GT-R一台とマーチ数十台だか数百台分(すみません、記憶が定かではありません・・)というびっくりするぐらいの大きな差だったので、ちょっとびっくりしています。 又それだけの差が生まれる要因についても、併せてご教授願えれば幸いです。よろしくお願いします。
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レクサスもその類ですね。 質問の趣旨から離れますが、部品製造会社からするとこの手の車は全く利益が上がりません。まあ「うちは○○○○の部品作ってますから技術力ありますよ」と宣伝文句になる位です。 確かに車両販売価格は高いので、1車あたりの車両製造者の利益は高いと思います。一方部品に関しては、カローラの部品でもレクサスの部品でも同じ単価で下請けに発注されます。要求品質は高く、月産数も少ない、けれど単価は同じ。従って、下請けにとって利益は マーチ>GT-R のようなイメージになります。生産数が少ない分、車両製造者も収入は減りますが、それを埋め合わせる意味でも販売価格は高いのかと思います。
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- himara-hus
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たくさん売れる物(分野)は、競争も激しくなりますから、薄利多売となります。 あまり売れないもの(ニッチな分野)は、競争があまり無いので利益率は良くなります。売れる数が少ないので利益総額は高くない。 車に限ったことではなく、どの商品にも言えることです。 ブランド品とスーパーの商品が典型ですね。
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回答ありがとうございました。たしかに需給の問題もありそうですね。
- tos-1974
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GT-Rを開発・生産するのにあたり、莫大な経費がかかっているのでしょう。台数が売れれば台当たりの利益も徐々に増えていくでしょうが、最初からそんなに販売台数を見込めるわけでも無いので、そういう発言になったのだと思います。 ただし、そういった車種は極端に絞られます。 殆どの乗用車はディーラーにて、車両の卸値(?)にある一定の割合で利益を追加して「車両本体価格」とします。 利益率が同じなら、価格が高い車ほど利益は上がります。 GT-Rはニッサンのブランドイメージの向上に役立つ車でもあるので、レアケースで間違いないと思います。
お礼
回答ありがとうございました。もう片方の質問項では失礼致しました。 やはり稀なケースなんですね。このようなタイプの車って、国産では他にそうはないですよね。個人的には凄く魅力いっぱいの車なんですが(笑)買えるのは10年20年先かもしれません・・
お礼
>質問の趣旨から離れますが― いえ、すごく興味深いお話でした。回答ありがとうございます。GT-Rは生産台数多くないですよね、その分を価格転嫁してしまうというのはクルマに自信があったのか、それともブランド力アップへの貢献を売り上げ以上に予測しているのか・・僕には分かりませんが。 大変参考になりました。