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「A又はB以外のもの」の意味
質問1 次の(1)は、(a)、(b)のいずれを意味するのでしょうか。 (1)A又はB以外のもの (a)「A又はB」というものをまとめて考えて、それ以外のものという意味。つまり、「「A又はB」以外のもの」という意味。 (b)「B以外のもの」を考えて、「A又は「B以外のもの」」という意味。 質問2 (1)の意味が(a)又は(b)に限定されるのであれば、なぜ(a)又は(b)に限定されると言えるのでしょうか。
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少なくとも、法令文や公用文を解釈する場合は、「A」と「B」は「又は」でセットになりますので、(a)が正解となります。 (b)で解釈させようとする場合は、「Aのもの又はB以外のもの」という具合に記述します。 要するに、「又は」の前後はワンセットですので、語尾をそろえることで誤解を防止させます。 ちなみに、「(AorB)or(CorD)」の場合、真ん中の( )がない「or」は「又は」、両端の( )の中の「or」は「若しくは」という具合に厳密に区別します。
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- 35to1
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(b)を論理上いじわるとはまるで感じません。 (b)を表現するなら「B以外又はAのもの」と表現します。これは読点の役割を理解していない人にも有効です。 読点の役割を理解している人には「A、又はB以外のもの」と表現してもいいでしょう。 (a)を明確に(b)ほかとは違うと表現し難いことが問題です。 「A・B以外のもの」でも誤解は潜むでしょう。 しかし(b)にはほかに明確な表現があるのですから 「A・B以外のもの」とあれば大部分の人は(a)と捉えます。 本多勝一の『日本語の作文技術』をお勧めします。
お礼
確かに、「B以外又はAのもの」は確実に安全ですね。 自分も、自分で書くときはできるだけこのように書くようにしています。 今回はほかの人が書いた文を解釈しなければならないはめになり、迷いました。でも、一般的には(a)ですね。それは何となく分かっているのですが...。 有り難うございました。
- GOO4444
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まー 妥当な回答は 厳密には不定(どちらが正しいか規定できない) 一般(日本語的)には(a)と解釈される ってところでしょうか 要は悪文のサンプルってこと. No1さんのような 読点で区別するというの一般には無理がある と思います.(勉強してないのが悪いにしても.読点の厳格な使い方 を自分としては学校でならった記憶はないです) AまたはBまたはCでない AまたはBまたは,Cでない Aまたは,BまたはCでない Aまたは,Bまたは,Cでない ...もっと対象が増えた時の拡張性がない様な気がします
お礼
一般的には(a)なんですよね。 それは何となく分かるのですが...。 読点は迷い出すときりがないような感じがします。読点で誤解を防ぐことができる場面は、かなり限られてくるように思います。 有り難うございました。
- maggoteating
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No.2です。 > (b)を、 「A又は「A、C、D、E」」 と考えることは、妥当ではないのでしょうか。 理論的には可能でしょう。 でもこれは、 No.1さんもご指摘の通り、 数学の問題ではなく、 言語(習慣) の問題なのです。 「A又はB以外のもの」 を 「A又は「A、C、D、E」」という意味で使う場合は、 十中八九誤解を受けると思います。 その意味を正確に表現する必要のある場合は、 例えば 「Aのみ又はB以外」 というような表現をする必要がありそうです。 (「、」で区切っても誤解は解消されないでしょう。) 言語で正確に意味を伝えるには、 聞き手(読み手) 側を基準に表現することが肝要なのです。 例えば、 「お寿司」 「お電話」 とは言っても、 「お麦飯」 とか 「おファックス」 と言うのは間違いですが、 その理由を聞かれても理論的に答えられる人はいないでしょう。 それが現代言語の習慣だからと言うほかありません。 理論的なこじつけは言語上はあまり意味はありません。
お礼
確かに習慣は大切ですね。 今回はA、Bがそれぞれ3行ほどもある長い文であったため、考え込んでしまいました。 有り難うございました。
> 読点の有無で意味を確実に限定できるのでしょうか。 それを理解するには、読み手側にくぎり符号についての正しい知識が当然求められます。 私の回答は、数学ではなく、あくまで国語のカテゴリへのご質問である点を考慮した回答であると理解してください。
お礼
自分も読点は厳密に打たなければならないと常々肝に銘じています。 御回答有り難うございます。
ブール代数で書くと、 >「「A又はB」以外のもの」 -(A∪B) >「A又は「B以外のもの」」 A∪-B 限定はされません、記述が不完全です。
補足
ブール代数を全く知らないので仰せの意味がよく分かりませんが、中学校でならった集合程度のレベルで考えますと、当然の前提として全体を表すΩは与えられているものとお考えください。
話をわかりやすくするため、A,B,C,D,Eと数を限定して考えてみましょう。 (a)での解釈は、対象とされているものはC,D,Eのことでしょう。 一方、(b)出の解釈はA,C,D,Eのことでしょう。 もし(b)の解釈をさせたかったら、単に「B以外のもの」と書きます。(b)の解釈をさせたいのにわざわざ「A又はB以外のもの」と書くのであれば、それは何か意図があるのでしょう。たとえばいじわる問題の問題文とか。 No.1さんの回答のように、句読点を入れることで(a)の解釈が完全に排除されるかといったら文法的にみてなんともいえませんが、どっちにしろ読み手を困惑させると思います。なぜなら、句読点が無いのであれば普通は何の疑いもなく(a)の解釈をするはずですが、入れることによって(b)の解釈も浮上してきて、どちらを選択すればいいかわからなくなるからです。
補足
>(b)出の解釈はA,C,D,Eのことでしょう。 (b)を、「A、B、D、E」ではなく、「A又は「A、C、D、E」」と考えることは、妥当ではないのでしょうか。
- maggoteating
- ベストアンサー率34% (74/215)
>(a) 「A又はB」以外のもの」 (b) A又は「B以外のもの」 当然 (a) を指すものと考えるべきでしょう。 (b) の場合は、 Aは 「B以外のもの」 に含まれるので、 「A又は」をつける意味がありませんから。
補足
>Aは 「B以外のもの」 に含まれるので、「A又は」をつける意味がありませんから。 一般的にはそうだと思います。 ただ、必ずそうだと言っていいのかどうか不安です。 例えば、次のような場合はどうでしょうか。 白、黄、緑、赤、青の5色のボールがあるとして、 A=白色のボール B=黄色のボールと緑色のボール だとします。 この場合、(1)は(b)の意味だと考えるのは、つまり次の(c)の意味だと考えるのは、妥当ではないのでしょうか。 (c)白色のボール又は「白色のボール、赤色のボール、青色のボール」
(a) が正解です! ‥ というか、これだと多くの人は(a) の意味にとらえます(実際はそうでなくても)。 確実に(b) の意味に読ませたい時は、読点( 、 )で区切ります。 「A又は、B以外のもの」
補足
読点の有無で意味を確実に限定できるのでしょうか。一般には「又は」の後には読点がないので、「A又は、B以外のもの」を見た人は「なぜここに読点があるのだろう」と思うとは思いますが、「この読点は(b)の意味であることを明示するために打ってあるのだ」とは思い至らないのではないでしょうか。
お礼
>「Aのもの又はB以外のもの」という具合に記述します。 なるほど! その文が文法に厳密に則って書かれているという前提であれば、ここで判断できるんですね。 自分はここまで厳密に考えて文を書いたことがありませんでした。 前途多難です。 有り難うございました。