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中学校の英語を家庭教師
小学6年の甥っ子に英語を教えてほしいと言われて困っています。その昔は英語好きだった私ですが、なにぶん昔の話。現代の中学校の教科書がどういうものなのかもわからず、何から教えていいものか。。 何か参考になるサイトとかあれば教えてください。 よい教材などありましたら、是非教えてください。
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教材ではありませんが、次のようにつづりと発音の関係をやっておくといいと思います。 (1).つづりと発音の関係 つづりを覚えるのは、次のような法則を知っておくととても楽になります。これは、以前、定時制に勤めていた時に作ったものです。 1.文字は2種類ある。一つは母音を表す母音字でA, I, U, E, Oの5文字しかない。もう一つは子音字でアルファベットから(母音字)を除いた残り全部を言う。 2.母音とは、口を自然に開いて、唇とか舌とかのぞを使わずに、自然に出せる音のことを言う。「ア、イ、ウ、エ、オ」のような短い母音と「エィ、アィ、ユゥ、イー、オゥ」のような長い母音の2種類がある。つまり、基本的に、母音字は、それぞれ、これらの短い音と長い音の二通りの発音を、持っている。ここが、ローマ字と英語の文字の読み方の違う点です。 なお、u は、短い読み方は「ウ」よりも「ア」のほうが多い。cut:「カット」, bus「バス」 など。それから、aとuでは、口の開きの大きさが異なる。aのほうが口が大きく開き、「エア」のような音で、Japan:「ジャパーン」のpanのような音。uは、日本語の「ア」とほぼ同じ。 3.子音とは、口の色々な機関、例えば、舌、唇、歯、喉などを使わないと発音できない音のこと。基本的に、子音字が表す子音は、そのアルファベット読みから母音を取り去った残りの子音になる。例えば、f、l、m、n、s、xのアルファベット読みはどれも、「エ」という母音が共通していて、それぞれの文字のアルファベット読みから「エ」を取り去り、残った子音がそれぞれの子音字の表す子音となる。だから、基本的に、子音字は一通りの読み方しかない。 なお、2と3が、ローマ字が「か」ka のように、二文字になる理由。 4.母音字が二通り、子音字が一通りの発音の仕方があるので、英単語の読み方で困るのは、母音字を短く読むのか長く読むのかの判断である。 5.dog, cat, pet の様に、子音字+母音字+子音字 の並びの時は、母音字を短く発音する。これは、二つの子音字に挟まれて、母音字が圧縮されているとイメージすればいい。母音字1個に対し子音字2個で、1対2で、母音字が負けて圧縮されていると思えばいい。これは、how,low,cowなどを除いて、ほとんど例外なく全ての単語に当てはまります。語尾のwはもともと、子音字というより、半母音を表すので、このような例外が出てくるのです。 6.cake, five, codeのように、子音字+母音字+子音字+eの時は、母音字を長く発音する。これは、eが母音字であるため、子音字2個、母音字2個の同数なので、数の上で勝ち負けなしとなり、母音字は圧縮されない。これは、e が自分は発音しなくていいからもうひとつの母音字を長く発音してくれと言っているようなもの。 なお、これには、have,come,liveなどの例外があります。ただ、例外は日常的に非常によく使うものに限られます。そうでないと、例外的なものを覚えていられないからだと感じます。 7.desk, test, pass の様に、子音字+母音字+子音字+子音字のパターンの時は、母音字を短く発音する。これは、子音字が3個に対し、母音字がたったの1個であるので、母音字が子音字に圧縮されて短くなるとイメージする。 これもfind,kindなど例外がある程度あります。 8.boat, read, coat の様な子音字+母音字+母音字+子音字のパターンの時は、母音字の一方だけを長く読む。もう一方のほうは読まない。これは、次のように考える。つまり、母音字と子音字の数が同じなので、互いに勢力が等しい。よって、母音字は圧縮されないということ。通常、二つ並んだ母音字の前にある文字を長く読みます。後のほうの母音字を長く読む例は、breakがある。これにも例外があり、outやsoundのouを「アゥ」と読むことやAustralia のauを「オー」のように読むなどがある。outは、特に、aboutなど、多くの単語に見られます。また、breakfastのbreakは、「壊す」のbreakとは発音が異なり、breckfastのような音になります。「アゥ」や「オー」のような発音は英語のアルファベットの読みにないので、母音字を組み合わせて別の音を表しているわけです。 日本語でHokkaidoと言う時と、hokaidoと言う時ではhoの部分を強く言えるかどうかの違いがある。日本語は高低アクセントだが、英語は強弱アクセントになるので、Hokkaidoのように、子音字二つでためを作り、その前の母音を強く読ませる形が多い。これについては、スポーツ観戦で「日本」を応援する時の言葉でも説明できます。nihonとはほとんど言わずに、 nipponといいますよね。これは、nipponのほうが強く言えるからです。「イ」の音を強く発音するには、nipponと言うしかないわけです。 名前動後(メイゼンドウゴ)。つまり、名詞のアクセントは前、動詞のアクセントは後ろ。これは、動詞の過去形などが語尾変化により作られるので、語尾の方を強くはっきり言う必要が生まれ、それと区別するために名詞は前を強く言うようになったため。一番簡単な例が、同じ語が名詞と動詞でアクセントの位置が変わるrecordの例です。ただし、似た単語でreportは名詞動詞ともに後ろにアクセントです。 長い単語は、短い単位に分けて、考える。enforcementは、en-force-mentとなる。
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- Riccota
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No.4さんの回答を読んで思ったので、補足します。というのも、私は小学校英語導入の賛成派ではないので、基本的にはNo.4さんの考え方にすごく賛成するのです。いくつもの実験で(発音以外は)、外国語学習の開始時期が早くても遅くても同じという結果が出ていますし、小学校で英語を導入したから嫌いになった生徒を何人も見てきています。そして国語力の低下も(私はもと国語教師なので)。 ただ、多くの反対派が出した結論、「もうこの流れは止められない。ならば少しでもいいやり方を考えよう」というのが現実的だと思っています。 大きな目標は持たない(言語習得を目指さない)、楽しいものと思ってもらうと申し上げた気持ちの底は、実はNo.4さんのおっしゃることと似ていることをお伝えしたかったまでです。 小学校の文字導入についての是非がありますが、楽しいフォニックス(懸念されるような学問的なものではなく)で文字導入された小学生のほとんどが、文字と発音習得によい結果が出ています。「小学校で楽しい英会話。文字なし→中1で文字が急に始まる」パターンが一番躓く傾向があります。 また、楽しく導入すれば、子供がすごく乗ります。そして自分が読めることがうれしくて英語が楽しくなることが多いです。さらに外国語学習を通じて、日本語へのAwarenessを高めてあげたり、英語以外の言葉や人種(差別問題含め)、世界について、おじ様がお話ししてあげてください!うらやましいなぁ、甥っ子さん。
お礼
ありがとうございました。大変役立ちました。
今の段階でフォニックスは必要ないと思います。文字が最初に合って、こういう理屈云々で発音するとかでは教わる側も嫌になります。まあ、フォニックスもやっていて損はないんですが、母音とか子音とか用語を使わないようにしてください。それよりも、視覚と聴覚を駆使して感覚を掴むようにした方がいいでしょう。 教材はそんなにお金をかけるつもりはありませんよね。ダイソーで 小学生向けの英語の教材が売られています。 しかし、英語よりも国語を重点的にやった方がいいですよ。というのは中学で習う英語の勉強は半分は国語の勉強でもあるんです。なぜなら、単語を辞書で調べて最も適切な訳語を選んで日本語の論理に合うように並び替えるというのは国語力に他ならないわけです。ただ、これは国語の授業でやったのとは方向性の違う国語力になりますが、特に、学校の英語はそのような作業が大きなウェイトを占めます。ですから、生徒の負担は大きくなるばかりです。また、文法で躓く生徒も多いですが、これも日本語の文法も整理していない段階で外国語の文法を詰め込まれてオーバーヒートを起こしているからです。日本語も英語も地球人の言語です。表面上はまるっきり違うようでも 双方向に翻訳しても98%以上は意思を伝えられるのは、言語としてのDNAはほとんど共通しているからなのです。ですから、日本語の文法をしっかり覚えるだけでも英語の文法に対する免疫がぐーんとUPします。 確かに、今のうちに英語を予習しておくのも一つの方法なんですが、英語は出だしよりも中途で脱落する生徒が多いのも事実です。つまり、英語も学校の勉強と考えれば算数と同じなんですよ。幼稚園から簡単な足し算を覚えても分数とか小数で躓く子が多いですよね。勝負は 予め準備することよりも、始まってからなのです。
お礼
さっそくありがとうございました。ものすごく納得しました。 出だしよりも中途で脱落。。本当にそうですね。貴重な意見をいただき、感謝しています。ありがとうございました。
- Riccota
- ベストアンサー率46% (116/248)
特区で小学校英語に携わっているものです。大学で英語を研究しています。 小学校の英語導入で問題になっているのが、楽しい英会話から、中1の教科書に変わったときのギャップが大きくて、英語嫌いになってしまうことです。また、小5,6ぐらいになると、小学校の英語の授業は口パクで適当にあわせておくなどという芸当もできるようになりますし。 他の回答者さんのおっしゃるように、読み書きができるようになっておくのも、小中のギャップを埋めるよい方法だと思います。フォニックスなら楽しくできます。私は元気English(No.2さんの)はよく活用しています。 こちらのサイトはネイティブの子供むけの教材があります。 http://www.timeforkids.com/TFK/ ただ、小6だと認知レベルが高いものが好まれます。好きな歌手の曲の英語の部分を一緒に書いてみたり、女の子やおませな男の子は恋愛とかデートとかをトピックにするとノリがいいです。男の子だとスポーツとか趣味の英語新聞記事(子供向けの)から、1つ単語を見つけよう!のようなクイズとか、すごくのります。 英語が好きになること、ちょっと親や友達に自慢できる会話を一つ二つ覚えること、この2つを目標に定めてみてはどうでしょうか? 英語を言語として習得するのは、週1回では無理なことなので、甥っ子さんが好きになるきっかけになることが一番大切なように思います。 最近の中学校の教科書もかなり会話が増えています。出版社によりけりですので、お近くの公立図書館で、中学校の教科書を閲覧してみてはいかがでしょうか。行く予定の中学校に電話をすれば、使用教科書を教えてくれます。また本屋さんでは、教科書準拠の参考書もたくさんあります。 中学進学が近づいたら、多少先取りして、教科書のレッスン内容で会話をしてみたり、書き取りをしておくとスムーズな導入ができて、英語好きな子になってくれると思います。
お礼
あ、間違えて、「この回答への補足」にお礼を書いてしまいました。まったく、すみません。
補足
専門家の方から具体的な指導案をいただき、本当に助けになります。心強いです。小6の特性まで教えていただき、ありがとうございます。 そうですね。図書館に行ってみます。 そして、私自身も渋々引き受けたんですけど、久しぶりの「勉強」にちょっと楽しみも出来てきました。ありがとうございました。
- moguyan
- ベストアンサー率56% (106/189)
「フォニックス」というキーワードでGoogleで検索してください。たくさん教材や関連情報が出ます。一例を載せておきます。 http://www.genkienglish.net/phonicsj.htm
お礼
おー、こんな素晴らしいサイトがあるんですね。これはとても役立ちそうです。イラストが外国っぽいし、発音が聞けるし。すごいです。ありがとうございました。
お礼
こんな規則があったなんて、知りませんでした。あーあ、学生時代に戻りたいです。こういう方に習った学生さんは幸せですね。。 すばらしい規則を、こんなに丁寧に書いていただき、本当に本当にありがとうございました。がんばります。