• ベストアンサー

大気圏突入のとき

隕石や宇宙船がものすごく早い速度で大気圏と衝突すれば摩擦で熱くなると言いますが、自転車で下り坂を下っても少しも暖かくないし自転車もまったく温まらないのは何故ですか? スピードが足りないのなら具体的にどれくらいの速度を出せば暖かく感じるのでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.3

具体的に計算してみましょう。 隕石や宇宙船が再突入する際には空気の解離や電離などがあるので話は簡単ではないのですが、温度上昇はスピードの2乗で効いてきます。 ざっくりと評価するのであれば、温度上昇ΔTは  ΔT=T×(γ-1)/2×M^2 から計算できます。ここで Tは静止した状態の空気の絶対温度、γは比熱比で空気では1.4、Mはマッハ数で速度を音速(約340m/s)で割ったものです。 これを使って、常温付近(T=300K)で求めてみますと温度上昇は  自転車 (M=0.016≒時速20km/h) 約0.015度  新幹線(M=0.3≒時速300km/h) 約 5度  旅客機 (M=1) 約50度  戦闘機 (M=2) 約240度 ← アルミ系の合金の耐熱限界 のようになります。新幹線ぐらいの速さであれば温度の違いを感じられるかも知れませんが、日常生活で温度変化を感じることはないでしょう。 ちなみにM=3では540度の上昇です。

KGS
質問者

お礼

なんと理知的なご回答でしょう! 具体的に数値を教えていただき、ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.4

こんばんは。 #2様のご回答のとおり、桁違いだからです。 #2様がおっしゃるブレーキの例は、ある意味適切で、制動を空気との摩擦でやるか、ブレーキパッドとリムとの摩擦でやるかの違いだけです。 空気とブレーキとで何が最も違うかというと、 空気によって冷却される効果があるかないかです。 最高スピードの新幹線の窓を開けて(実際は開けられませんが)手を外に出しても、暖まるどころか、その反対に冷えてゆきます。 空気との摩擦による温度上昇の効果が顕著になるのは、それをはるかに超えたところになります。 冷却の効果を無視して温度上昇を確かめるには、ブレーキパッドの温度上昇をみるのが、むしろ適切なんです。 ちなみに、若い頃、観光地の下り坂でエンジンブレーキを使わずにブレーキペダルばかり踏んでいたら、タイヤの辺りから白煙が出たということがありました。

KGS
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 そういうことなんですか! #2様に失礼なことを書いてしまいました。ゴメンナサイ!

  • outerlimit
  • ベストアンサー率26% (993/3718)
回答No.2

速度が桁違いだからです 少なくとも千倍です 摩擦熱は速度の二乗にほぼ比例です 自転車でブレーキをかけながら坂を下って ブレーキを触ってみてください

KGS
質問者

お礼

感覚的なもので申し訳ないのですが、もう少し具体的にお願いします。 ブレーキは空気との摩擦で熱くなるのではないと思いますけど。

  • AVENGER
  • ベストアンサー率21% (2219/10376)
回答No.1

少なくとも、音速を超えないと無理。 「熱の壁」で検索するとわかると思いますが、マッハ3とか、そんなレベル。

KGS
質問者

お礼

マッハ3を越えると機体が熱くなるんでしょうか。