こんにちは。
害虫がつかない遺伝子組み替え作物は、BT毒素という、昆虫の消化管を破壊する物質を合成する遺伝子を入れた物です。
原理的にはこのBT毒素は人間には無害で、今の所、このBT毒素に人間が反応してしまった例はないようです。
しかし、アレルギーの原因物質にならないという保障はなく、長期的にはこれによるアレルギー発症の可能性は否定できません。
大抵の物質はアレルギーの原因になりうるので、原因物質になる可能性はあるが、今の所そうした例は出ていない、というのが正しいでしょう。
それと、今行われている遺伝子組み替え技術では、遺伝子の特定の場所に新しい遺伝子を挿入する事が出来ないので、本来の何らかの働きをもっていた遺伝子の部分に、これが入り込み、おかしな物質を作ってしまう可能性が否定できません。
また、遺伝子組み替え作物は必ず、遺伝子が入ったかどうかを確認するマーカー遺伝子が一緒に組み込まれています。
このマーカー物質は主に抗生物質が使われますが、これによるアレルギーの可能性は否定できません。
以上のリスクは、現行の遺伝子組み替え作物では避けて通れない問題で、それらによるアレルギーは起こりえます。
お礼
わかりました。ありがとうございます。