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ポリビニルアルコホールの室温での溶解度
ポリビニルアルコホール(99%けん化)を水に溶かす時には熱湯を使って溶かしてから室温に戻しますが、室温の水にPVAの粉末をいれて溶けない理由はなんでなのでしょうか?ただ溶解が遅いだけなのか実際に溶けないのかがわかりません。教えて下さい。お願いします。
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熱湯で溶かした後であれば室温にしても析出してこないのは,平衡論的な意味での溶解度は低くないということを意味しているので,主な問題は速度といっていいでしょうね.まあ,析出速度が遅いだけで,準安定な過飽和溶液という可能性もないわけではないですが. 水溶性高分子の場合は溶解度の低い条件では,粉からだと表面近辺で膨潤してしまい,これが保水ゲルのようになって浸透速度も落ちて溶解速度的にますます不利になるとかの事情もあるでしょう.あと,PVA とかはダマにもなりやすいですね.これも水との接触面積を減らすので溶解速度ががた落ちする理由になります.
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回答No.3
ポリビニルアルコール(PVA)の水酸基が水素結合をしているから、水にはPVA固体は溶けにくいと思われます。 水素結合が切れるような温水でいったんバラバラに溶解できれば、室温に戻しても水と水素結合を形成するので、そのまま沈殿することもなく、安定な溶液を形成していると思われます。
noname#160321
回答No.1
ビニール屋さんのページには温水(75℃以上)に可溶と書いてありますから、室温での溶解度は低いのでしょうね。↓ http://www.yng.co.jp/vinyl/?p=546 ただ、この場合の溶解度は高分子の分子内での運動が関わり合って居ますから、小さな分子の溶解度とは話が全く違います。