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観音様の表情について

初めて質問させていただきます。 観音様・観音菩薩の表情が、目をつぶっている、半開きのものがほとんどだと思いますが、これには何か特別な理由があるのでしょうか?ネットでいろいろ調べたのですが、見つけることができませんでした。 知っている方よろしくお願いします。

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  • mapato
  • ベストアンサー率69% (493/705)
回答No.6

こんにちは。 観音様は「菩薩」ですから涅槃の表情ということはないと思います。 「菩薩」は「菩提薩埵(ボーディサットバ)」の略で「悟りを目指して修行途上にあるもの」を意味しています。 ですから「菩薩」はまだ悟りに達してはいないのです(悟りに達したものはすべて「如来」と呼ばれます)。 「菩薩」はもとはお釈迦様の修行時代を指す言葉であったとも言われますが、後に修行者全般を指すものとなり、また大乗的解釈としては「悟る資格を持ちながら人々を救う為に敢えて修行者の段階に留まっている存在」と考えられるようになっていきました。 観音様についても「本来は悟ることが可能であるが衆生救済の為に菩薩のままでいる」と説明されることが多いです。 日本人は観音様のそのような姿に魅せられてきたところも多分にあるのかもしれません。 「仏像」として作られる際に「涅槃」の姿をモチーフにするのはほぼ釈迦如来に限られており、しかも日本では大陸ほど御釈迦様本人に対する信仰が隆盛を見なかった為に「涅槃像」はあまり作られませんでした。 観音様に特別の目の開き方があるという話はあまり聞きませんが、ほかの方も仰っているように仏像には「半眼」のものも多く見られますね。 勿論観音様と一口に言いましても十一面や千手は表情がそれぞれですし馬頭のように憤怒相のものもある訳ですが。

sakuradama
質問者

お礼

ご丁寧な説明ありがとうございました。観音様は、本来悟る資格を持っているので、半眼なのですね。 観音様「悟る資格を持ちながら人々を救う為に敢えて修行者の段階に留まっている存在」とは知らなかったのですが、知らず知らず惹かれてしまうのは、観音様のそういう姿に惹かれていたのですね。

その他の回答 (5)

  • googahaku
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回答No.5

N03の回答に加えて、私は、次のように理解しています。  目は、開くのも、閉じるのも、それなりの意識が必要ですが何も意識しない境地=無我の境地に達したとき、目はおのずと「半眼」になります。観音様に限らず半眼の表情で、無我境地におられること表しているのでしょう。  これは、中国や、東南アジアとは異なり、日本の仏像に多い傾向と思われます。半眼の仏像は、日本の仏教関係者独自の仏像に対する意識の投影と見れば理解できそうです。したがって、涅槃の「閉じかけ」とは、意味が違うように思われます。

sakuradama
質問者

お礼

半眼とは無我の境地になるということなのですね!観音様が半眼の表情である理由に納得がいきますね。ありがとうございました。

  • eroero1919
  • ベストアンサー率27% (3007/11113)
回答No.4

え?あれって涅槃じゃなかったっけ? 「ねはん」と読むのですが、いわゆるお釈迦様が入滅(亡くなる)様子の目を閉じかけている姿のことを指します。 タイなどではお釈迦様が寝転んで目を閉じかけている(あるいは閉じている)仏像がありますね。あれはちょうどお釈迦様が亡くなる瞬間の様子を再現したものです。別に昼寝しているわけではありません。ここのところについてだけは「自信あり」です。 観音様については存じませんが、個人的には涅槃を表現しているのではないかと思います。というのも、涅槃は「悟りの境地に達している」さまを表したものとなっていますので、観音様も悟りの境地に達しているので涅槃でそれを表現しているのだと思います。なぜなら、観音様といえども必ずしも眼が半開きではなくはっきりと見開いているものもあるからです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%85%E6%A7%83

sakuradama
質問者

お礼

リンクをはっていただいたサイト見ました。涅槃とは「悟り境地に達している」さまなんですね!確かに半開きの目って、普通に開いているより、インパクトがあって、遠くを見透かしているのか、何を考えているのかわからないけど、すごく気になる表情ですね。ありがとうございました。

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.3

半開きの目のことを「半眼」といいます。 仏教的な意味では、半分は外の世界を、半分は自分自身(又は目に見えないもの)を見つめている、という意味だそうです。 目を閉じている仏像は、有名なお寺なんかではほとんど無いと思います。閉じているように見えるものの大半は伏し目で半眼です。全くないかといえばそうでもないと思いますが、閉じているのは割とタイなどの仏像に多い気がしますね。 目を閉じているのはより神秘性や精神性を強調したもので、多くは瞑想している姿を写したものとされています。

sakuradama
質問者

お礼

半開きの目のことを「半眼」と言うんですね。初めて知りました。半分は外の世界、半分は内面を見つめているなんて、奥が深いと思いました。半開きの目って、心理的に相手に何かインパクトを与えるそういう効果だと思っていたのですが、ちゃんと意味があったんですね。ありがとうございました。

  • torajii
  • ベストアンサー率15% (5/32)
回答No.2

趣味で仏像彫刻をしていますが、『目をつぶっている』仏さんというのは、知りません。半眼はテクニック的なモノだと思います。

sakuradama
質問者

お礼

テクニックですか・・・・。ネットとかでみると、どれも半眼のものが多く、何か理由があるのでは、例えば、半開きの表情は、人の心を癒すとか、そんな心理的なものかと思っていました。ありがとうございました。

noname#59607
noname#59607
回答No.1

世の中の煩悩・悪いものを見ないようにするためだと聞いたことがあります。

sakuradama
質問者

お礼

なるほど・・・。納得する理由ですね。ありがとうございました。

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