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細菌の「飢餓状態」って何ですか?
細菌の「飢餓状態」ってどんな感じなんですか? 何が起こるんですか?
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細菌は栄養が十分な状態の場合、活発に増殖します。 通常、分裂が活発な増殖期(対数増殖期)を経て、 増殖が止まり、数が一定の状態が続く定常期となり、 その後、菌体の数が減少していきます。 栄養素が不十分な飢餓状態では、一般的には細胞の代謝やタンパク合成を止めるため、 増殖を止まり、その場をしのごうとします。 細菌ではありませんが、酵母やクラミドモナス、ゾウリムシ、 細胞性粘菌などは飢餓により有性生殖が誘導されることもあります。
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- tomi-chan
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回答No.2
生物は様々な「要求性」を示します。これが十分満たされない状態のことを飢餓状態と表現します。 細菌は「培地」を用いて培養します。培地の特定の成分を意図的に減らす等の栄養飢餓状態のコントロールが容易ですので、そのリアクションを観察しやすいです。 一方、栄養飢餓に耐性をもつ菌株のセレクションを行う場合にもこの性質が利用されます。
- A-Tanaka
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回答No.1
こんばんは。 これまた、分野外ですが・・・。確か、南方熊楠氏が晩年研究されていた分野だったと思いますが・・・。 細菌の飢餓状態に限りなく近いのが、「粘菌」と呼ばれる細菌と植物の中間の間にある生物の胞子状態です。 細菌は、細胞膜を持つ単細胞生物です。飢餓状態になると、細胞内部において、タンパク質の合成などの機能を止めて、休眠状態になります。その後、刺激を与えて、栄養分を与えると活発に分裂を始めるようになります。 では。