実はあのお腹の中には「腹水」が溜まっているのです。
飢餓で重度の栄養失調になると、血液に溶け込んでいるタンパク質が薄まります。
この血液に溶け込んでいるタンパク質は血漿タンパク質と呼ばれますが、これが通常時は血管の中に水分を溜め込んでいるのです。
このため込む力は、水に溶け込んでいる物質の濃度で決まります。
もし、血漿中に溶けている蛋白質の濃度が低ければ、血管内に水を溜め込む力が弱くなることになります。
栄養失調状態が長期に続くと、肝臓の血漿タンパクを作る力が弱まります。
すると、血漿タンパクの量が減るので、結果、血管の中に水を溜め込む力がなくなって、血管の外ににじみ出てきます。
これがお腹の血管の場合、腹水となるので「お腹が太っている」ように見えるわけです。
また、お腹周りの脂肪、筋肉も衰えているので、より張っているように見えるわけです
お礼
なるほど・・・。 そうなんですか。 くだらない質問に 親切に回答して頂きありがとうございました^^ 大変参考になりました。