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ガソリン税食いの道路利権について
島根「青木トンネル」、北海道「ムネオ交差橋」、 和歌山「二階バイパス」…… これほど財政難の中、ほとんど利用されない道路や橋やトンネルがなぜできるのでしょうか? 私の地元は民主党王国ですが、一日何10万台も車が通る幹線道路があるのに、道路が全く良くなりません。(幅員狭く、難所続き) 自民党が強い地域のほうが有利ということが、今の時代にもあるのでしょうか?
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なぜ、必要な道ができないで、無意味な道ばかりぽこぽこできるかというと、必要な道は、人の多いところを通るため、権利関係が複雑で、作りにくいからです。 それに対し、要らない道は、地主も少なく、道路用地を簡単に買収して、工事に入れます。 だから極端な話、島根のように、始点から終点まで、田圃の中を走る12m道路、なんてものができあがります。 その道路を必要とするのは、仕事をサボッて昼寝をする外回りの営業マンだけ。 しかも道路計画で本格的にやると、手続きがめんどうなので、農道の扱いにしておく、てなものです。 こんな道路は、あっという間にできてしまいます。 最初から、道路が必要だから作るのではなく、地元に金を落としてほしいから、作るのです。 必要な道路かどうか、なんてことはそもそも関係ありません。 そのことは、各県の知事たちも、はっきり認めています。 納税者をバカにした話ですが、自民党の道路族や知事たちが、平気でそういうことを言って、はばからないほど、日本全体で、感覚がマヒしてしまっています。 しかも、道路建設の代金がすべて地元に落ちる訳ではなく、多くの部分は中央のゼネコンがかすめ取ってしまいます。 それでも、道路が欲しい、というところに、過疎県の知事たちの悲哀があります。 つまり、この問題は、道路の問題ではなく、過疎県救済の話であって、税金の取り合いの話なのです。 知事たちは、道路を作るより、道路財源を「好きなように使え」と、丸投げで地方に分配した方が、もっと喜ぶでしょう。 民主党は、地方組織から突き上げを食って、腰砕けになりました。 単に道路の話として、議論をせばめ、挙句の果てに「道路財源は減らさない」なんてことを言って、都市部の国民の支持まで失いました。 「地方の問題」としてグローバルにとらえ、たとえば、暫定税率廃止、残りの道路財源の1割を「ヒモなし」で地方に分配、なんてことを言えば、全国から拍手喝采を受けたでしょう。 それができないのは、民主党もゼネコンから金をもらっているからです。 政権が目と鼻の先まで近づいているのに、愚かな話です。
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- pullmandsg
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自民党が強い為、優先順位が変わるといった事はあると思います。 とはいえ、それは通行量・必要性が同等の道路の優先順位の決定に関してで、通行量の極めて多い幹線より通行量の少ない地方の道路の建設が優先される事はないと思われます。通行量の多い幹線道路は市街地を縦貫するケースが多く、用地買収の手間や工期等で莫大な手間がかかります。上に挙げたような道路は、そういった問題は少ないので比較的工事がスムーズに進んでしまい、あたかも優先的に工事が進んでいるかのように見えるのかなと思います。 (質問者さんの地域はどちらですか?もしよろしければ補足おねがいします) ちなみに、自民党を擁護するつもりはないのですが、「青木トンネル」「二階バイパス」といわれている道路は、島根県西部や和歌山県南部の基幹道路として計画されているもので、埼玉県と同等の面積を持ちながら、ろくな鉄道路線もない当該地域へ都市間の高速道路サービスを確保する為に建設されています。本来であれば、人口は少ないものの、広大なこういった地域になぜ高速道路が必要ではないのかをきちっと議論する必要があるかと思われます。週刊誌のような安易な批判は、「野党とマスコミは馬鹿なことしか言わないから無視してよい」といった感じで政府・与党を勢いづかせるだけかと思うので、理論武装をしていく必要があるかと思います。
お礼
住まいは京都南部です。詳しいご回答に感謝します。週刊誌を見て腹が立ちましたが、pullmandsgさんのご意見は正論だと思います。
地元がどうのこうのより 都市部は土地取得にぼうだいな費用と時間がかかり そちらに税金が食われてるのです。
お礼
詳しく教えていただき有難うございました。利権の話など大変勉強になりました。