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ウビフ語について
1992年に死語になってしまったウビフ語には、80もの子音があり、それに対して母音は2つだと知りました。さらに、借用語にしか現れない子音が3つあることがわかりました。 そこで質問なんですが、 1. ウビフ語で、借用語においてしか出現しない3つの子音とは何でしょうか? 2. ウビフ語の2つの母音とは何なのでしょうか? ウビフ語について詳しく記述されている文献を紹介してもらえるだけでも構いません。もちろん知っている人は質問に対してダイレクトに答えてもらってもいいです。 よろしくお願いします。
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>1. ウビフ語で、借用語においてしか出現しない3つの子音とは何でしょうか? /k/ /g/ /k'/ >2. ウビフ語の2つの母音とは何なのでしょうか? /シュワー/(文字化けするので許してね)と /a/ 注意すべきは母音自体はたくさんあるということです。 ただし、母音音素を二つとする説が最有力なのです。 極端な人はこの言語に母音音素はひとつしかない、ひとつしかないということは、よく可能である以上、母音はない、とまでいいます。 もっとも無理がありすぎて、相手にされませんが。 参考Web の他に 月刊『言語』 27(5) [1998.05] 特集:KOTOBAのオリンピック--19競技による「ことばの祭典」 言語学大事典(三省堂)の「ウビフ語」「北西カフカース諸語」の項目 をご覧ください。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 /k/ /g/ /k'/ これは驚きました。ということはウビフ母語においては/p, t, k/がすべて揃っているわけではないのですね。マーキッドネスという観点から見ても面白いなあと思いました。それと同時に、基本的な破裂音を完全に発達させないで、なぜ他のマナーによる子音がこれほどまでに発達したのか、とても興味が持てました。 シュワーと/a/ これは予想どおりでした。でも異音が多いのですね。ここもまた興味深いです。どのような環境のときにどのような母音が生起するのか調べてみたくなりました。一般的な音韻法則に従うのでしょうか?僕としては従ってほしい気持ちもありますが、そうでないともっと面白いです。 参考文献見させてもらいます。 『言語』大量にあるので探すのが一苦労ですが…。