• ベストアンサー

塩基が欠失したときの影響について

先日、下記のような課題が出ました。 調べても見つからなかったので・・・ どうか宜しくお願いいたします。 アミノ酸からなるタンパク質を想定します。 そこで、コドンの第1あるいは第1+第2の塩基が欠失した場合、 残りのペプチドはどうなるのか? また、3つ欠失した場合はどうなるのか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • keiii1i
  • ベストアンサー率47% (30/63)
回答No.1

欠失というのは塩基がなくなるということです DNAは3つで1つのアミノ酸を指定するので、その読み方が変われば大きな変化が起こってしまいます たとえば GGA-AGA-AAC-GCA という配列はグリシン-アルギニン-アスパラギン-アラニンと翻訳されますが、もし4番目のAがなくなればGGA-GAA-ACG-CAという読み方に変わってしまいます。そうするとグリシン-グリシン-トレオニンとなり、まったく違うタンパク質ができてしまいます。また翻訳が途中で終了してしまうかもしれません。 >そこで、コドンの第1あるいは第1+第2の塩基が欠失した場合、 残りのペプチドはどうなるのか? >また、3つ欠失した場合はどうなるのか? おそらく欠失ではなく置換のことだと思いますが、一般に一番目と2番目の塩基が変わると指定するアミノ酸も変わります。3番目は、すべてがそうではありませんが、他の塩基に変わったとしても指定するアミノ酸が換わらないことが多いです。これはコドン表を見てもらえばわかると思いますが、同じアミノ酸を指定するコドンでも1番目と2番目の塩基は同じで3番目が違うというものが多いからです。 残りのペプチドは、欠失ならその後のペプチドは大きく変わります 置換なら置換されたところだけが変わり後は同じように翻訳されると思います。 1塩基の置換で生じる変異としてよく教科書に載っているものに鎌状赤血球症があります。TがAに変わっただけの病気です http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8E%8C%E7%8A%B6%E8%B5%A4%E8%A1%80%E7%90%83%E8%B2%A7%E8%A1%80%E7%97%87

tsdursd
質問者

お礼

詳細に書かれて分かりやすかったです。 どうも有難うございました。

その他の回答 (1)

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.2

「3個の塩基で 1個のアミノ酸を指示する」ことがわかっていればできそうなんだけど. 3の倍数個の塩基の挿入あるいは欠損を「インフレーム変異 (in-frame mutation)」, そうでない挿入・欠損を「フレームシフト変異 (frameshift mutation)」と呼ぶそうです. で, フレームシフトの場合は指示するアミノ酸が全く異なるものになります (フレームシフトの結果, 新たに停止コドンができることも多いらしい). これに対しインフレームの場合は単にアミノ酸が欠落 (または追加) されるだけで, その他の部分のアミノ酸配列は同じままです. もちろん, タンパク質としては全く別のものになりますから本来の機能があるかどうかはわかりません.

tsdursd
質問者

お礼

参考になりました。 どうも有難うございました。

関連するQ&A