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ベンゾインとトリプタミンのアセチル化の反応速度に関して

ベンゾインを無水酢酸とピリジンを用いてアセチル化を行い、反応をTLCで追跡しました。 同様にトリプタミンも行いました。(ピリジンの代わりに酢酸エチルを加えた) TLCの結果ではトリプタミンは10分ほどでアセチル化が完了しているのですがベンゾインは80分ほどかかってしまいました。 何故これほどまでに反応時間に差が生じたのでしょうか? 分かる方、是非回答ください。御願いします。

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noname#48539
noname#48539
回答No.2

ベンゾインには構造式-C(=O)-C(-OH)がありますので、分子内で水素結合(5員環の)を作ります。そのため、アセチル化は行きにくくなります。 一方、トリプタミンのアミノ基は塩基性を有しておりますのでアセチル化は進行しやすくまたピリジンを加えなくても良いのです。 なお、No1のご回答にあります「ピロール環のNは塩基性を示す」には少し疑問があります。この場合、Nの孤立電子対は環内にあり芳香属性に使用されていますのでほとんど塩基性を有していないと思います。

noname#48678
質問者

お礼

補足どうも有り難う御座います。

その他の回答 (1)

noname#160321
noname#160321
回答No.1

反応形態がかなり違います。一般にアミノのアシル化(アミド生成)の方がアルコールのアシル化(エーテル生成)よりも有利です。 さらに、 1.ベンゾインのOHの周辺は非常に混み合っている。α-位にフェニルがあります。トリプタミンのアミノ基は周囲に何もありません。 2.ベンゾインノOHは隣のカルボニル基との互変異性のため水素が酸性になっており、-O-はかなり安定で親核置換能が低いと思われます。トリプタミンは分子内の良い場所にピロール窒素がありこれが塩基として働くためにエントロピー的に有利です。

noname#48678
質問者

お礼

素早いご回答有難う御座います。

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