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生命反応の探知
昔のアニメで、この星には生命反応があるとかいうシーンがよくあったと思いますが、生命特有の反応ってあるんでしょうか。 逆に言えばそれが無ければ生きていないと定義できますか?
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Jagar39です。 >これだと宇宙人のつくった探査機かどうかが区別つかないんですよ。 こちらが"たまたま"探知機を出している惑星に、他の宇宙人が"たまたま同時に"探知機を出している可能性まで考慮しなければならないのでしょうか・・・? そもそも、「探知機がかかる」ということは、対象の惑星に着陸することを想定しているのでしょうか? だとすると、別に小難しいことを考えなくても試料を採取して高分子(蛋白)の有無を見ればいいのであって、現に人類がやっていることですよね。 私はどうせSFならと、軌道上から探知するようなものを考えていたのですが・・・ もし仮に同時に宇宙人が同じ惑星に探知機を出していたとしても(確率的には宇宙の終わりまで起きそうにないですが)、同じ軌道上から探知するタイプであれば無関係です。 宇宙人の方が科学的に大幅に遅れているために、彼らは惑星上に着陸して試料採取するタイプの探知機を出していたとしても、これの出す熱はソフト的にどうにでも除去できるでしょう。そもそも地熱とか太陽の放射による「熱の差」をバックグラウンドとして処理できなければ、この手の探知機は成立しないので。 ま、現状でもまったく温度的に平坦な場所に1機だけ熱を出す機械が存在しても、それを「異端データ」としてオミットするのはデータ処理上の基礎の基礎です。そのようなソフトウエアは簡単に組めるでしょう。 よって、「宇宙人の作った探知機と区別できない」という意見は却下、です。 確かに酸素は極めて有力な「生命が存在する印」ですが、そもそも酸素が存在するような状況であれば、探知機など送らなくても「見れば判る」でしょう。葉緑素なしで酸素を作る生物が成立するなら話は別ですが・・・ また、それこそ酸素を用いないあるいは産生しないタイプの生物というのはそれほど突飛ではないと思えます。タンパク質を構成要素としない生物というのは非常に突飛ですが、酸素はなければないでなんとかなりそうです。少なくともO2という状態の酸素なしに成立する生物はあり得るでしょう。 だからこそ人類は外惑星の衛星にまで「生命の印」を探しに行っているのでは。 恒常性については、No.2でも「レベル」という書き方をしましたが、それこそ温度を一定に保つ仕組みなどは機械にもあります。その意味ではカエルよりパソコンのマザーボードの方が高度な恒常性維持機能を持っているわけです。 だから「何を」検出するかが問題なわけです。 細菌に至っては「増殖できる状態の時だけ増殖する」というストラテジーなので、できない状態の時は休眠、すなわち生命活動を休止してしまうわけです。もちろん条件によっては壊れますし。 浸透圧の調整くらいは細菌でもやってますが、これはもはや「無機化学反応」ですしね。Naチャンネルの存在を検出しても、それをもって「生命が存在する」として良いのかどうかは微妙でしょう。
- tak0san
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NO2さんへ > というわけで、「生命反応探知機」は、生物がエネルギーを変換する際の「熱」を検出するのが、まあ最もリアリティがあるかなと。 これだと宇宙人のつくった探査機かどうかが区別つかないんですよ。 同じ星に向けて別々の星から探査機がついた場合に生命がいないのに いるって判断されてしまします。 私は簡単に生命がいるかどうか判断するんであれば酸素が大気中にあるていど含まれているかでみるとよいと思います。 酸素はほっとけばほかの元素と結びつくので、なんらかの生命反応がないと大気中に含まれることはまずないですから。 PS.恒常性っていうのは自己増殖するまでの間ぐらいまでには壊れないって意味で地球上の生命には当てはまります。これがないと無機化学反応も含まれることになるので必要らしいです。
お礼
個々の生物のそれではなく、生態系を検出するということですね。 現実的ですね。 ご回答ありがとうございました。
No.1さんのリストを拝借すると、 1.自己増殖ができる これは検出にえらく時間がかかりそうだという欠点があります。 地球にも培養に4ヶ月もかかる細菌などもありますから・・・ ヒトなど、「増殖」に20年ほどかかるではないか、というツッコミは、ヒトの細胞は毎日多量に増殖しているからそれを検出すれば良い、ということにできますが。 ま、そもそも増殖していることをどうやって検出するんだ、という疑問もありますけどね。 3.恒常性維持機能 そんなものをどうやって検出するんだという問題もあるのですが、もっと重大な問題は、その機能のレベルにも依りますが、そんな上等な機能を持っている生命はごく一部の高等生物のみ、ということでしょう。 2.エネルギー変換 ま、これが一番根本的な「生命活動」でしょうね。自己増殖も恒常性維持も全てエネルギーを変換して行っているわけですから。 というわけで、「生命反応探知機」は、生物がエネルギーを変換する際の「熱」を検出するのが、まあ最もリアリティがあるかなと。 むろんとてつもなく微量な熱産生を、地熱や太陽の輻射熱などのバックグラウンドを補正した上で検出しなければならないので、少なくとも現在の科学技術では荒唐無稽な話なのですが、理論的には可能ではないかな、と思います。 問題は、この検出器ではウイルスを検出できないことですが、まあ少なくとも現在の地球でのウイルスと同じ意味でのウイルスは、他の生命の存在なしには成立しませんから、「生命探知装置」の対象からは外してもよさそうです。
お礼
試験管の中ならまだしも、自然界の微生物が発生する熱を捕らえるのは難しそうですね。 でも生物固有のスペクトルがあれば検出可能かもしれませんね。 ご回答ありがとうございました。
- tak0san
- ベストアンサー率35% (14/39)
生命の定義はたいがい以下の3つぐらいがあげられると思います。 1.自己増殖ができる 2.エネルギー変換ができる 3.恒常性維持能力がある これらが確認できる反応があれば生命反応ありとなるのでしょう。 SFなんかだとプラズマ生命体だとか出てくるんですべての生命に対して 生命がいるとわかる反応なんてないと思います。 あと、アニメで出てくる生命反応というのは、地球型の生命が存在している場合の反応ってことが多いかと思います。 ですからあれば生命がいることがわかりますが、ないからといってもとんでもない生命がいないことを証明するものではないのではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 回答していただいた3つとも、確認するのに時間がかかるようですね。 レーダーみたいに瞬時にってわけにはいかないのかもしれませんね。
お礼
ご回答ありがとうございました。