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一つの対象に複数の呼称がある言葉

・日本語では「いね」「もみ」「米」だが、英語ではrice。 ・逆に「牛」は英語でcow,bull,ox,cattle,calf ・太陽は「日」「お日様」「お天道様」 ・ヘブライ語では、「神」という一つの具象を表すのに、20の言葉があるそうです。 恐らく対象に触れる頻度に応じて言葉が多くなると思うのですが、 一つの対象に割り当てられている複数の言葉には、他に何があるか ちょっと興味を持っています。 それこそ、本当に「暇」な時に回答を頂ければ良いので、 「こんな言葉がある」という意見があればお聞かせ下さい。 宜しくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • glygly
  • ベストアンサー率20% (1/5)
回答No.2

言語は、その言語を使用している文化を反映し、その世界観を表している、と言われています。 外国語と日本語という言語における違いはもちろん、日本語においても方言毎に、また同じ地方であっても何を生計としているかの相違によって違いがあります。 たとえば、生計が、漁業か農業、畜産かで関心の度合いが異なるので …漁業では、魚や風に関心があり、  農業では、作物の出来に関わる事に関心があり、  畜産では、家畜の成長や飼料に関心があり… それぞれ、関心の高い分野の語彙にはたくさんの語が使われて、使い分けられていますが、関心の低い分野には語が繁栄しづらいのです。 つまり、使い分ける必要性の有無によって、語が造られて、使われていくということです。 こういう観点から、その言語において何が価値が高いのか、関心が高いのか、について研究していくこともできます。 たとえば、NO.1の方が提示された「雨」は、どういう複合語が存在するのか調べて(辞書の逆引きなどで)、分析していくこともできます。 「雨」の場合、おそらく日本では雨が多く、また農業が主たる生計であったことにも関わりが深いために、「雨」に関する語が多いのだと推測されます。

booter
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 言葉となる対象事象の生活密着度や重要度が、語意の多寡に影響する事に私も関心があります。 主に食べ物など第一次産品がそれを分けると思うのですが、 更に邪推すれば、社会基盤を想像すると、 ・ヘブライでは宗教に関する言葉が多く、 ・古代ローマでは法に関する言葉が多く、 ・ロシアでは恐れに関する言葉が多く、 ・日本には感覚に関する言葉が多く、 ・イタリアでは女性にかける言葉が多い。 のかもしれません。 外国語カテゴリーで質問を切り直した方がもっと濃い回答が得られるかもしれませんね。 ちなみに哲学が発達していたギリシアでは「偽善」に該当する言葉が二つあったようです。 適当な参考ページが見つかりませんでしたが・・・。 http://wkpn.net/blog/2006/01/post_2.html また自分でも独自に調べておりますが、 「きず」という言葉も「傷」「瑕」「疵」「創」 と、損傷がある部位によって言葉が変わるというのもビックリしている次第です。

booter
質問者

補足

ちょっと調べたので補足です。 「死」についてですが、 http://wpedia.search.goo.ne.jp/search/356397/%BB%E0/detail.html によると、 古来、「死」という語を声に出したり書にしたためたりするのは不吉なことであり、多くの文化でタブーとされてきた。このため日本では、「他界」、「臨終」、「逝去」、「昇天」、「永眠」、「物故」、「逝く」、「亡くなる」、「世を去る」、「鬼籍に入る」、「あの世に行く」、「冥土(めいど)へ旅立つ」、「不帰の客となる」、「黄泉に赴く」など、さまざまな婉曲表現が用いられてきた。現在でも病院で入院患者が死亡すると、医師や看護師は他の同室の入院患者に対して「~さんはお帰りになりました」などと説明することが多い。 宗教的に「死」を表現する場合は、神道では「帰幽」と表現し、仏教では「往生」、「成仏」といったり、高僧の死を「入滅」、「入寂」、「遷化」などといい、キリスト教では信者の死を「帰天」、「召天」などともいう。 他にも親族の死を「不幸」、貴人の死を「身罷(みまか)る」、「お隠れになる」と表現する。また中国の古典『礼記』曲礼篇によると「天子の死を崩と曰ひ、諸侯は薨と曰ひ、大夫は卒と曰ひ、士は不禄と曰ひ、庶人は死と曰ふ」とある。にならい、日本でも古くから王や女王および四位や五位の位階をもつ者の死を「卒去」と言い、皇族や三位以上の公卿の死を「薨去」、天皇や皇帝の死を「崩御」、「登霞」などとも表現してきた。 さらに、高齢まで生きて死ぬことを、「天寿を全うする」、「大往生する」などといい、幼くして死ぬことを「夭折する」、若くして死ぬことを「早世する」という。無念の死を「果てる」、旅先での死を「行き倒れる」ともいい、悪人の死でさえ「くたばる」といった。 なお日本では死を「旅立ち」と表現することがあるが、これは転生を否定しない文化が存在する日本では通じる表現であっても、違う文化圏では違った意味合いを持つので注意が必要である特にキリスト教は、一般に転生を否定し、人格の同一性の永遠な持続を信じ、現在の肉体的生の一時中断後の延長として「復活」と「永遠の命」があると考える。。 との事です。

その他の回答 (5)

  • stkin1164
  • ベストアンサー率33% (6/18)
回答No.6

私がまず思い浮かべたのは、 日本語の「羊」を英語でsheep/ram/lamp 「山羊」をgoat/fawn/kid と呼び分けていることです。 農耕民族と牧畜民族の差を端的に表している気がします。 >No.4さん 「通り雨」「村雨」などは「にわか雨」とほぼ同じ対象を表しているのではないかと思います。 やはり日本語は雨の表現が豊富です。

booter
質問者

お礼

羊関連の回答ありがとうございます。 興味が沸いてきました。 恥かしながら、羊とヤギの区別も付かなく・・・。 雨については、「あめ」「あま」「さめ」と読み方もいろいろですね。 逆に日本語は同音異義語がかなり多く、 「話し言葉」と「文章言葉」に分けた場合、外国語に比べて ・「話し言葉」の語彙は少なく、 ・「文章言葉」の語彙は多い ような感覚を受けます・・・がどうでしょうか?  皆さんが言われている雨の言葉ですが、 http://www.urban.ne.jp/home/yasuito/note_10.html によれば、雨関連の言葉は100を越すそうです。

booter
質問者

補足

またちょっと調べたので補足致します。 キノコですが、 キノコ:mushroom 毒キノコ:toadstool ですね。

回答No.5

動詞でも類例がありますね。 日本語では「行く」(ある地点から別の地点へ移動する)という動詞がありますが、 これに相当する動詞は、ドイツ語では gehen「〔単に〕行く」 laufen「歩いて行く」 fahren「乗り物に乗って行く」 の3種類があります。 ロシア語ではさらに多く、 идти:「歩いて行く」。「行く」の意味で最も基本的な動詞 пойти:「出かける、向かう」のニュアンス ехать「乗り物で行く」 поехать「乗り物に乗って出かける」 ходить「(繰り返し)歩く、歩いて通う」 ездить「(繰り返し)乗り物に乗る、乗り物で通う」 съездить「(乗り物で)行ってくる」 などがあります。 日本語で「牛」を意味する語彙には「べこ」もありますね。方言と割り切ってしまう考え方も出来ますけれど。

booter
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ドイツ語で自分が覚えているのは、「歩く」「走る」の他、「乗り物で行く」という動詞がある事に感嘆した事ですかね。 さすが、フォルクスの国!  ロシア語は初めて知りました。大変参考になります。 べこは・・・方言だと思うのです・・・。

noname#241887
noname#241887
回答No.4

にわか雨だと逆に英語の方が複数あって日本語は一つなのはとても不思議ですよね。(scat,shower,spritz)

booter
質問者

お礼

そうなんですか、どうしてなんでしょ?  その言葉を分ける必要があったからそうなったのですよね?  うーむ・・・。

  • purunu
  • ベストアンサー率42% (518/1214)
回答No.3

日本語なら、和語・漢語・(ヨーロッパ系)外来語、が同じものごとについているのがありますね。  ・芝居小屋(和語)/劇場(漢語)/シアター(英語系)/テアトル(フランス語系)  ・おまわりさん/巡査/ポリスマン 本当は違う意味なのに、同じものごとを指していることがありますね。  空飛ぶ円盤/UFO(ユーフォー):UFO は「未確認飛行物体」のことであり、ある時点で未確認ならば「からすの飛行」だろうと「光の反射」だろうとUFOとよばれる。それが「からすの飛行」とか「光の反射」と確認された時点で、IFO(確認済み飛行物体)にかわる。

booter
質問者

お礼

なるほど、新しい切り口の回答ありがとうございます。

  • suzukikun
  • ベストアンサー率28% (372/1325)
回答No.1

雨だと日本語はやたらありますけど(五月雨、時雨など)英語はrainですね

booter
質問者

お礼

御礼が遅れてすみません。 自然現象は日本語の方が多そうですね。 が、聖書の古語とかも含めると英語も多いかな・・・。 Thou shalt...(汝は・・・すべし)等の表現とかを最近知ったのですが、 普通はYou shold better...という様な表現しか知らなかったので、 こういった感じで英語にも古い表現があるんだな、言い回しは結構あるんだな、と思った次第です。 話しを戻して、自然現象としては、 かみなり、いかずち⇔thunder 等が挙げられるでしょうか。 多分、いかずちに該当する古い英語の表現もあるかもしれません。 あとは日本では猿と一括りなのに対して、英語はmonkey、apeですね。 ワニも、Alligator、Crocodile(うろおぼえ)の二つだったように思います。 動物関連は英語の方が多いように思います。 何故区別する必要があるのか、子供の時に非常に不思議だった覚えがあります。

booter
質問者

補足

かみなりについてですが、ちょっと補足しておきます。 雷は、かみなり、いかずち、いなづま、かんだち(方言)といろいろありますが、 神の鳴き=稲の妻(稲が実る頃の、稲の配偶者) とwikiでは説明していますね。

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