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室町文化についての質問
久しぶりに中学歴史の教科書を読んでいたのですが、 室町文化について質問が2つあります。 1、北山文化と東山文化の違いは? 2、室町文化では民衆文化が普及したようですが原因は何だったのでしょうか? お願いします。
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質問1:北山文化と東山文化 三代将軍義満の時代を北山文化といい、中央集権的で公家文化と武家文化の影響や中国文化の影響が強い。 八代将軍義政の時代の時代を東山文化といい、庶民的で「侘び・寂び」に代表される禅宗などの影響が強いのが特色といわれている。 応仁の乱によって京都が荒廃したのを機に地方伝播し、惣村や都市の発達により成長していた庶民にも文化が浸透していった。 茶の湯・能楽・書院造など今日、文化の原型と考えられているものが、この時代に確立されている。 質問2:庶民文化の発生 能が主に上流社会に愛好されたのに対し、狂言はその題材を民衆の生活などに求めている。 権力を傘に着る成り上がり者を、無学で無能に見える民衆が揶揄するパターンが一般的で、ここに台頭する庶民の力を表現している。 御伽草子は室町時代の庶民的な短編物語で「物くさ太郎」「一寸法師」「浦島太郎」など今日でも親しまれている昔話が生まれている。 足利義満は明より大量の銅銭を輸入し、貨幣経済を定着させ、発達させた。 庶民は商業の担い手として力をつけ、数々の庶民文化を生み出していくのである。 今日なお各地で踊られる盆踊りもこの時代に盛んに行われた。
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お礼が遅れて申し訳ございません。 とても参考になります、ご回答ありがとうございました。