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温泉の消毒について
浴槽水の滅菌に次亜塩素酸ナトリウムを使用しておりますが、 遊離塩素濃度の適正値(0.2-0.4mg/L)保持に信頼をもてないために、 細粒の塩素化イソシアヌル酸を投入して 2重の塩素消毒を行いたいと思っております。 しかし,次亜塩素酸ナトリウムと塩素化イソシアヌル酸が反応して 有害ガスや有害物質が発生するものかわかりません。 どなたかご存知の方がいらっしゃったら教えていただきたいのですが, よろしくお願いします。
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リクエストを受けたので再度登場します。 手元にある化学大辞典を調べると,塩素化しているイソシアヌル酸は加水分解して塩素を発生するようです。結果,イソシアヌル酸イオンまたは互変異体であるシアヌル酸イオンになるようです。酸性状態で熱するとアンモニアと二酸化炭素まで分解されるようです。ただし,中性付近で熱した場合にはシアン酸のようなものができるようです。 温泉の場合だと,泉質がさまざまで,pHひとつとってもさまざまです。このような場で相談されるよりは,前にも書きましたが,専門家に相談することを薦めます。 なお,何度も書きますが,塩素ガスが発生すればそれ自体有毒ですし,アンモニアも有毒です(当然,濃度が問題になりますが)。塩素化イソシアヌル酸の原料にシアンを使っているようですから,分解の条件によっては青酸ガスまたは青酸イオンが発生するかもしれません。もちろん,青酸は有毒です。
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- cholerae
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貴質問に興味があってネットサーフィンしながら調べて見ました。 下記引用のHPでは,併用を推奨していません。 これは私の感想です。滅菌のみを目的にするならば塩素系の殺菌剤を大量投与すればよいわけですが,適正値以上の遊離塩素濃度は人への害を及ぼす危険性を増すことになります。従って,塩素系殺菌剤の投与量,投与パターンと浴槽使用頻度・維持管理,および残留塩素濃度分析値の相関をとって,最終的な投与量,投与パターンをつくる必要があると思います。浴槽,温泉水からのレジオネラ菌等の感染を抑制するには,殺菌も大事でしょうが,過去のレジオネラ感染の事例を見ると,浴槽,循環器等の清掃を怠っている場合が多い。従って,温泉の水を定期的に抜いて,浴槽,温泉場,循環器装置等をきちんと清掃することが大事でしょう。 おっと,問題へ回答せずに余計なことを書きました。なお,一般に次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ条件を維持することが重要ですが,塩素化シアヌル酸は分解した時,pH低下を引き起こします。この点でも併用は望ましくないと思います。いずれにせよ,四国化成のような経験豊富な企業や身近な保健所に相談することをお薦めします。http://www.shikoku.co.jp/chem/organic/main.html
お礼
早速のお返事ありがとうございます。 私もいろいろ調べてはみたのですが, 塩素化イソシアヌル酸の詳しい性質が見つからなかったもので ご相談したわけです。 やはり,混ぜるのはよくないのですね。 ついでにお聞きしたいのですが, 有害なガスや有毒物質は発生すると思いますか? よろしくお願いします。
お礼
非常に参考になりました。 お言葉どおり,一応専門家にも相談してみます。 ありがとうございました。