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タイトルと作者が思い出せない
読んで、かなり「ガツン!」と心にきた物語があったのですが タイトルと作者がいまいち思い出せないので、 わかる方いたらご協力お願いしたいです。 国文学だったと思います。 日本神話をもとにした話で 死者が暗闇から目覚めるところからはじまり、 たぶんその死者は神話の神か罪人なんかで、 じぶんが誰だかわからないのですが、 話はいきなりかわって、たぶん時代も変わってて、 頭がよく変わりものの姫がいるという噂話にはじまり、 その姫が、神の嫁になる(その神というのが最初の人かなあ??) といった感じ・・・のお話です。 山紫水明というか、文章の風景が美しく、 ただどう考えても時間軸がおかしくて、 これは時空をこえた物語なんだなっ、って 自己解釈した覚えがあります。 けっこう有名な作品ではないかと思うのですが タイトル等がはっきり思い出せません。 「○○記」とかそんな感じだったと思います。 宜しくお願いいたします。
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おたずねの本は、 折口信夫(おりくち・しのぶ)の『死者の書』です。 WEB上の図書館、青空文庫でも公開されているので、新字新かな分で貼っておきます。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000933/card4398.html リンクされてるWikipediaも、できればご確認ください。 老婆心を続けますが、大津皇子などについても。 本文中でも皇子の辞世の歌が引用されてましたね。 「もゝつたふ 磐余の池に鳴く鴨を 今日のみ見てや、雲隠りなむ」 国文学者、折口信夫が浩瀚な知識とあふれる詩心を傾けて書いた稀有の書です。 よいものを読まれましたね!
お礼
それです!「~記」じゃなくて「~書」だったですね(^^; 思い出しました。読書に凝っていた当時、 京極夏彦から柳田國男→ふと折口信夫に 行き着いたのが、この作品にいきついた成り行きでした。 昔リンクを貼ってくださった青空文庫で読んだのですが 作者・作品名ともにド忘れしていて、検索しようがなくて 久々に読もうにも途方にくれていました。 >老婆心を続けますが、大津皇子などについても。 はい、3~4年前に読んだときは、歴史的背景などわからず、 なんとなく日本史ででてきたなあ、程度で、 難解な箇所も多いながらも、引き込まれるものがあり、 勢いで読みきったようなものですが、 ご助言いただきましたので、大津皇子、天武天皇、 大海人皇子との関係、壬申の乱、中将姫伝説など 今度は一通りネットで調べまして 背景がわかった上で、さっそくじっくりと読み返しております。 今度はもっと奥深く解釈してみたいです。 いま、やっと9章目です。 >稀有の書です。 ほんとうにそう思います! なかなかここまでの本には巡り合えませんよね!! ありがとうございました^^