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DNAとたんぱく質の違い
DNAが比較的熱に安定なのに対し、たんぱく質が不安定なのはなぜですか? 構造がどのようにちがうから違いがでてくるのか教えてください。お願いします。
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- rio2
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タンパク質の専門の先生ですらタンパク質は安定だ、不安定だとか言っていることを耳にしたことがありますが、この質問にはとても違和感を覚えます。 タンパク質は高分子なので、沸点以下でガラス転移温度以上に加熱しても、さまざまな高次構造を形成する弱い結合が複雑に交差しているので、可逆的なものもありますし非可逆的なものもありますよね。 非可逆的なものはより安定した構造に落ち着いたということになるはずです。 構造と安定性を議論するにはポリマーとしての構造を考えなければなりません。 しかし、それにはタンパク質というもののポリマーは高次構造の形成のバリエーションが多様なために、安定性という観点でひとつのカテゴリーに収まるはずはありません。 RNaseは121℃でオートクレーブかけても効果を発揮するので安定だ。アルブミンは65℃くらいでボイルすればすぐに凝固するので不安定だ(これも常温での状態に対して非可逆的だからという主観的な意味にしかなりえません)。といった言い方はできても、「タンパク質は熱に不安定だ」などとはくくれるわけはないと思います。 それに比べてDNAは高次構造という部分では、ランダムコイル、2重螺旋、3重螺旋、4本鎖程度のバリエーションでいずれも水素結合と疎水相互作用で成立していますので、塩基配列やパターンから熱安定性について一定の法則性を決定しやすいですね。 結論として、熱安定性について言えばDNAとタンパク質を比較することはできないといえます。
タンパク質の3次元立体構造が壊れるからでは?水素結合やsの架橋など。
お礼
お返事ありがとうございます。DNAでは相補的に働いて元通りになるが、たんぱく質では上手く元通りに結合することはできない、ということでしょうか。もう少し考えてみます、ありがとうございました。
お礼
お礼が遅くなってすいません。 ありがとうございました!! 質問には言葉足らずなところがありました。すいません。 分野的な違いや先生によっていろんな見方があるんですね。 勉強になりました!