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次世代省エネ基準での施行
1)次世代省エネ基準にそった建築は技術的に難しいのでしょうか? 2)実際の施行によって精度が違うとは思いますが、図面や仕様書で基準に沿った機能が出るかどうかはわかるのでしょうか?
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- kappasan99
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次世代省エネ基準に適合する住宅を建てるには、「性能規定」である“住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断の基準”によるか、「仕様規定」である“住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する設計及び施工の指針”に沿うことになります。 (1)性能規定は施工者が断熱性(Q値)の計算、気密性(C値)の測定その他を行って、基準に合致しているかを判断するものです。当然設計段階から気密施工を前提とし、断熱材の種類・厚さや連続性に留意する必要があります。 (2)仕様規定は、分かりやすく言えば基準に合致する模範的な施工方法の例を示すものです。例えば住宅金融公庫仕様書(省エネルギー住宅次世代型)のとおりに建てれば次世代準拠になります。 (1)は計算が面倒なのと、気密測定が必要なので、実施しているビルダーは余りありません。(2)は全てを公庫仕様書どおりに作る必要があるので手間が掛かり、やはり採用ビルダーは少ないです。仕様書のスペックも2~3割程オーバー気味です。 (3)最も多いのが「工法認定」で、ビルダーが独自の工法を「次世代準拠である」と財団法人に認定してもらい、その工法で建築すれば基準を満たすと判断するものです。認定工法を持つビルダーは、次世代準拠○○工法などと謳っていますのですぐ分かります。(認定工法もピンキリですが) ですので、次世代準拠で建てるなら、始めからそれに対応した設計にしておく必要があります。そうでないと、いくら施工をしっかりやっても次世代準拠にはなりません。 ご質問について 1)断熱材の厚さや連続性は比較的容易にクリアできますが、気密施工は面倒で、施工者の熟練も要しますので、少しハードルが高いと思います。 2)ビルダーに尋ねるのが一番です。仕様書に次世代準拠と記載してなければ、準拠していないと考えるの普通です。もし準拠を謳うなら、ビルダーは仕様書にそう明記し、上記(1)~(3)のどれかで性能を施主に示す必要があります。
- cegios
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No1です。 書き忘れたことがありますので、補足します。 先ほどのコメントは、在来工法を想定していますので、ツーバイであれば在来工法と比較し、Q値C値共に性能が出しやすいのではないかと思います。
- cegios
- ベストアンサー率34% (8/23)
次世代省エネ基準という言葉を断熱気密性能(Q値とC値)に限定してコメントします。 1)技術的に難しいか? Q値とC値の値を次世代省エネ基準を満たすというのであれば、それ程難しくは無いのでは?と思います。 ただし、Q値に関しては断熱欠損がないこと、壁内結露が生じないこと等、適切に施工されていること。 C値に関しては、値自体が緩すぎると思いますので、機械換気が確実に行われるといわれる0.7以下を目指す。 というのであれば、それなりのノウハウと技術が必要であると思います。 2)図面や仕様書でわかるか? Q値に関しては元々図面から計算するので可能と思いますが、実際に適切な施工がされなければ、意味がないと思います。C値に関しては施工精度の問題なので、気密測定を行って目標通りの性能が出ているか、確認する為、図面での確認は難しいと思います。