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うらは心
http://kikitai.teacup.com/qa3533534.htmlにて、うらとは心のこtであると、勉強させていただき、意味の深いことばだと、存じました。 さて、早速語源辞典にアクセスして、占いも、心のうらに語源があることをしりました。 1. うらみ 2. うらめしい というのも同じかどうか、辞書類を見ましたが、どうも判りませんでした。 うらがつく二つのことばについても、同じような語源なのかどうか、ご存じのお方の、ご教示をお願いします。
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- kyouzaiya-k
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回答No.1
「うらみ」は動詞「うらむ」の連用形から転成した名詞で、「うらめしい」は同じ動詞「うらむ」から派生した形容詞です。つまり、二語ともに「うらむ」が起源の言葉です。 さて「うらむ」の語源ですが、「日本語文法大辞典」(明治書院)では、 (1)「ウラ(心)」「ミ(廻)」で、心が平らかではなく、ひねくれた状態。(岩波「古典文学大系 万葉集 昭和32年」の補注より。) (2)「うら(心)」「見る」。(木村正俊の説) の二つを挙げていました。 小学館の「国語大辞典」では、上記(2)の説を挙げて、次のように述べています。 >語源は「うら(心)み(見)る」の意で、「自分に対する相手のやり方に不満を持ちながらも、相手がどういう気持ちでいるのかを知りたくて、自分の不満をこらえている」というのが原義だといわれる。従って、もともとは、心中の持続的な状態をいう語であるが、後には、それを外に表す動作にもいうようになった。 ほかの多くの語と同様に、語源を特定するのは難しいのですが、上記の記述などから見て、「うらむ」の「うら」が「心」であることは、ほぼご推察のとおりで間違いないと思います。
お礼
有難う御座います。やはり“うら”のつく形容詞や動詞というのは、“こころ”的な世界の事項が多いのですね。 とても参考になります。ここでの、“うら”の対義語としては“おもて(表)”なのでしょうかね。“うら”があるとか、この語を使う、古代の方の考えはきっと興味深いものでしょうね。 またどうかご教示ください。 どうも有難う御座いました。
補足
早速に有難う御座います。 “うら”は“裏”の意味からのもので、“おもて(表)”に対するものなのでしょうね。 “うらやましい”、“うらかなしい”、“うらさびしい”とかたくさんあるものですね。 “陰陽”では“陰”が先で、これは“太極”が“陰陽”を越えたものであること、展開が“陰”から、つまり観念などから始まったものと私は観念してきております。 ヒンドゥでも、心や、瞑想は、太陽(創造とはちがい、人間の意識の場合は、太陽はエゴや手柄などのことの活動になりますので)から意識を引いた月光、葉隠れ、後方の根(根の国にちかい)の世界の作業といわれ、この“うら”という言い方に、古代人の思いを創造しております。