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武蔵野美術大学の特徴とは?
東京圏の美術大学について調べています。 美術系大学には、芸大、多摩美、女子美、造形大、日本大学芸術学部などありますが、武蔵野美術大学の「これ!」という強みや特徴とはなんでしょうか? 逆に「この点はほかの大学と比較して弱い」という点もありますでしょうか? 沿革、学科編成、カリキュラム、附属教育研究機関、校風、卒業生の活躍など、さまざまな面からの比較で結構ですので、思いつく点があれば教えてください。 受験生から見た場合、在校生・卒業生から見た場合、他大学から見た場合など、立場は問いません。 よろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
受験生の方ですか? 質問者様が何を目指しているかによってどの大学のどういう点が「強み」と呼べるかは変わってくると思います。 私は3年前にムサビを卒業しました。 進学を志していた学科がムサビと多摩の2部(八王子ではなく上野毛)しか受験していませんのと、入学後あまりほかの美大に行くこともなかったので、比較になっているかどうかはわからないことをあらかじめご理解のうえ、ご参考までにお読みくださればと思います。 (唯一、上野で芸大の卒制展と同時開催している五美大卒制展には行きましたので、とくにファイン系などには大学ごとに特徴がときどき感じられました。) 私の勝手な主観ですが、 ・ムサビ→人間は生真面目で保守的な感じ?基本を大切にする正統派という印象。「よい子」が多いように思う。 ・多摩美→絵や作品にアニメっぽい作風が多いように思う。ムサビと並ぶ規模で、勢いはある。 ・女子美→短大がある。私個人としては、大学時代というモラトリアムの中でなるべく多くの刺激に出あうべきだと思うが、最初から男女を分け、異質なものに触れ合う機会を必然的に減らしてしまう必要はないのではと思う。そのためかあまり勢いを感じない。 ・造形大→友人が現在通っている。美大の中で最も都心から遠い。 友人の話からしか知らないのですが、構内に「一人で歩くと危険」な場所があるらしい!?若さの鬱憤を晴らすところがなく、暴力に走ってしまう向きが一部にあるようです。(ごく一部なのだと思いますが) 私が昔見に行った五美大展では、油絵で自然・森の絵を描いている人が最も多かったのが印象的です。学校が森の中にある影響? ・日本大学芸術学部→映画をやりたい人には有名です。 ・芸大→私大と大きく違う点、なんと芸大には就職課がありません。 私大卒の人は半分弱~半分くらいですが企業などに就職します。 ご存知のとおり多浪は当たり前の大学なので比較的年齢層が高めです。それも就職する人が少ない一員かもしれません。 音校と美校で人の層がガラッと違うので面白いです。 美校の人、ファッションに和柄取り入れている人の率が高いです。 上野というロケーションも古くて風情ある校舎も、私は美大で一番好きです。 藝祭はTシャツ販売と屋台が中心であまり作品展示がありません。 上記はあくまでごく偏った私見ですので、これを100%だと思わずお読みください。 雰囲気や人の感じが合うかどうかはは自分の目で確かめてみるのが一番ですね。芸祭はもう終わってしまいましたが。 私がムサビにいてよかったのは、私の在学中に、他大との単位互換制度ができたことです。 多摩地区の4大学(国立音楽大学、国際基督教大学、東京経済大学、津田塾大学)と単位互換制度を実施。早稲田大学とも単位互換制度を実施しており、履修登録生は協定の大学での授業でも単位を取得できるものです。 早稲田の雰囲気が大好きだったのと、早稲田大学の中央図書館(ものすごく充実した蔵書!)を利用したかったので早稲田の聴講生になりました。美大というのは狭い狭い世界なので、こうした機会によって違う文化の大学に身をおけることはとても貴重な経験でした。 早稲田の聴講生の中には、向学心・探究心のある中高年の方もいらっしゃり、刺激を受けました。 そういった環境には恵まれていたなと思います。 行動力さえあればどの大学にいったとしてもさまざまなチャンスをつかめるはずですので、がんばってください。
お礼
お返事が大変遅くなりまして失礼しました。 私は音楽大学に勤務しているのですが、友人から美術大学のことに関して尋ねられて、答えに窮していました。 ご回答によって、ムサビをはじめ、各大学の特徴がよくわかりました。特に多摩地区の単位互換は、美術系の単科大学としては魅力的ですね! 音大生も自分の専攻だけでなくて、幅広い関心と教養の吸収に励んでほしいなあと、あらためて思わされました。 本当にありがとうございました。