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畜産物の流通量について
平成17年食品流通構造調査(畜産物調査)結果の概要についてです.食品製造業,食品小売業,外食産業の合計値が,輸入よりも国内産の方が圧倒的に多くなります.日本は牛肉,豚肉では,輸入の方が多いはずなのになぜでしょうか?
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- dairy6260
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追加です。 端的に言うと数量ベースの違いだと思います。 食品流通構造調査(畜産物調査)は、国産については枝肉で流通しているものについては、その重量(枝肉ベース)をストレートに集計しているようです。したがって、実質的に部分肉として輸入される輸入品に対して国内産については相対的に流通量が、おおくなることになるのだと思います。 需給表は、部分肉ベースに換算しています。
- dairy6260
- ベストアンサー率53% (14/26)
肉は専門ではないのですが。 平成17年食品流通構造調査(畜産物調査)結果の概要から以下のリンク先でデータ数値が利用できるようになっています。 牛肉についてみると平成16年度の枝肉生産量は、508千トン(畜産流通統計)であり、輸入量は、450千トン(貿易統計)になっていますから年度でみると国産の枝肉生産量が輸入量を50千トン程上回っていることになります。 豚肉については、確実に輸入量は増加していますが、差額関税制度や防疫上の問題から国内生産量が輸入量を上回って推移しています。畜産流通統計と貿易統計で確認できます。 食品流通構造調査の統計としての目的は、各流通段階における仕入れの構造等を把握するものですから、概要の数値は延べ数値になっています。したがって正確な量を識るためには、重複分を調整しなければならないし、また、このことは、流通過程が複雑な国内産の重複分が多くなることを意味すると思います。 加工品等を含めた国内生産量、輸入量という対比には、やはり、統計の目的からいって食料需給表の数値を利用されたほうが適切かと思います。
- bhoji
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少なくとも、間違いないところでBSE(牛海綿状脳症)が関係していると思います。 日本では発症例が既にありましたが、アメリカ政府が公式にアメリカ国内でBSEの牛が出た事を、認めて発表したのは2003年12月下旬でしたので、それに対応するように日本政府は直ちにアメリカ産牛肉の輸入を全面禁止措置を取りました。 すなわち実質、翌2004年(平成16年)の1月からの輸入が止まり、2005年12月までまる2年間におよびました。 その後も月齢問題などで、輸入禁止前の量に今で戻っているわけではなく、日米政府の攻防が続いています。 アメリカ産が禁止になった時に、○○家などは非発生地域のオーストラリアへの変更は行ないませんでした。 理由として語られたのは、肉質が違い同じ味が出せない、輸入先を一極化することで単価を安くできていたが、分散ではそのような単価は無理だった事のようです。 また急な状況なので、量を一気に増やす契約を輸出国側もできなかったようです。 大手スーパーも同じような状況と、消費者も不信感から輸入牛肉離れを起こして買い控えとなり、国産牛肉が専有する時期が暫く続きました。 豚肉に関しては判りません。
お礼
回答ありがとうございます. 流通量のデータは,平成16年度の値です.その年における食品製造業,食品小売業,外食産業の仕入量が牛肉,豚肉とも国内産の方が,輸入よりも大幅に多くなっています.(http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/syokuhinkouzou-chikusan2005/syokuhinkouzou-chikusan2005.pdf) しかし,平成16年の豚肉の輸入量は86万トン,生産量は89万トンで,牛肉の輸入量は43万トン,生産量は36万トンです.仕入量における国内産と輸入の割合と,供給量における生産量と輸入量の割合が,大きく異なり納得できていません. また,平成15年から平成16年にかけて,米国産の輸入量は20万トン減少しましたが,豪州産の輸入量は12万トン増加しています.ある程度は豪州産で代替できたと思われます. 回答いただいてありがとうございました.もう少し考えてみます.
お礼
ありがとうございます. 私も,重複部分の計算も考慮する必要があると思います.さらに,おっしゃる通り枝肉と部分肉の違いもあると思います. 私も考えました.なぜ流通量が国内産の方が多いのか?は,調査方法に問題があると思いました.調査方法は,「調査票を統計・情報センター職員が配布し郵送回収による自計申告調査及び往復郵送調査の併用」とあります.国産を多く扱っている業者が多く回答した,あるいは,国産の仕入割合を多く申告したことによるバイアスが大きな原因だと思いました. ご回答ありがとうございます.