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キラル化合物について
キラル化合物はどのようなものに利用されていますか?回答お願いします。
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- kumanoyu
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回答No.2
非常に多種あると思いますが、まず思い浮かぶのは医薬品です。 体の中の酵素などはタンパク質からできていますよね? ヒトを含む動物のタンパク質はL-アミノ酸からできています。したがって生体内ではキラル対掌体は全く異なる物質として認識されます。 確かにD体とL体がほぼ同じ薬理作用、毒性を示す場合もあります。しかし一方だけが作用を示し、もう一方は全く作用無しの場合もあります。一方が作用を示し、もう一方が全く反対の作用を示し、ラセミ状態では作用を打ち消しあう場合もあります。 サリドマイド薬害は対掌体の一方が薬効を示し、もう一方が催奇形性があったために発生した、とよく言われますが、本当はそうではなく他に原因があったと言われています。(ちょっと詳しくは忘れました) アミノ酸の場合はL体が重要かと思いますが、医薬品の場合「L体が大切」ということはありません。どちらが求める薬効を持っているか、両方を必ず調べます。 非キラルな物質で医薬品ができればそれに越したことはありませんが、最近はキラル化合部が多くなっていますねぇ。ラセミ体は2種類の物質の混合物と言えますが、ラセミ体でも純粋な光学活性体と全く同じ薬効、毒性であるというデータがそろえば、あえてラセミ体で開発することもあると思います。
- kensaku1
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回答No.1
キラル化合物はさまざまなものに使用されています。 というか、L体は薬、R体は毒と顕著に性質が異なることが多々ありますのでL体が大切なのです。 メントール(スーっとするやつ)などもL型でないと効果がありません。