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なぜ 「トライフル(デザートの一種)」が「trifle(つまらないもの)」と呼ばれるのでしょう
こんにちは。お世話になります。 イギリスに「トライフル」(trifle)というデザートがあります。 スポンジケーキの上にゼリーやホイップクリームなどを乗せたものです。 一方、trifleは、「つまらないもの」「少量」という意味もあります。 教えていただきたいことは、そのデザートがなぜ「つまらないもの」を表す言葉と同じ名前なのか、ということです。 trifle自体の語源は、リーダーズで中期英語の trufle (idle talk) < フランス語の truffe (deceit) が語源というのを見つけました。 そのことから上にホイップクリームが乗っていて、下のほうがスポンジケーキで、だまされるから、truffe なのかななんて想像してみました。 しかし、なんだか苦しいかんじですし(笑)、このデザートはフランスでなく、イギリスの伝統的なものということのようなので、「だます」が語源なら、deceit と呼ぶことになりそうですし、よくわかりません。 確実なところは、どうなんでしょう? ご教示いただけましたら幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。
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英国に住んでいました。 トライフルというとこれからのクリスマスの季節を思い出します。 とても懐かし気持ちになったのでお答えします。 トライフルはかわいいデザートですよね。スポンジケーキと ホイップクリームが食後のひと時をほっとさせてくれます。 シェリーが入ったトライフルはリッチな気分にさせてくれて思わず 舌も緩み話も弾みますね。 さて、そんなデザートをなぜトライフルなどというのかということ ですが、おっしゃるように意味的には古いフランス語から来ています。 おふざけ、とか、トリックとかいう意味です。いまの形が昔からの そのままのスタイルだったのかは詳しく知りませんが、たぶんフルーツ などを入れたりするので、家庭でもよく料理のニンジンに1つだけ彫 り物をして食事のときにそれを見つけた人が喜びの声を上げるように、 いろいろ仕掛けをして楽しんだことが由来のようです。 そのために、trifleという語には「気ままなおしゃべり」という意味 もあります。話題づくりのトリックというわけでしょうか。食事のあ との楽しさが思い浮かびます。 また、同じ意味ならdeceitというデザートでもいいのでは、というこ とですが、これは早い者勝ちということです。フランス語由来のtrifle が英国に伝わったのは12世紀のことですが、文献によればdeceitは13世 紀に英国に渡っています。英語にはしばしばこうしたことがあります。
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- Tet2
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イギリスに10年間住んでました。 ちょっと、うろ覚えで申し訳ないですけど、 Trifleは伝統的な家庭のデザートですね。 (レストランで豪華なヤツもあありますが) 美味しいですよね~。 と、話がずれましたけど トライフルは基本的に「あり合わせの物で作るデザート」です。 平たく言うなら「冷蔵庫や食料庫の残り物」で 作るデザートなんです。 スポンジケーキの代わりには食べ残って堅くなったパンを 使う事も多いです。 (この場合は牛乳やお酒に浸して柔らかくする。) 牛乳や卵はイギリスの家庭には普通あるものなので、 残っていることも多々あります。 イギリスで牛乳を飲んだことがあると分かりますが、 イギリスの牛乳は日本で飲むのより若干濃厚です。 ハーフ&ハーフなどを普段から買っていたりすると、 上の層は全部クリームなので、 これからホイップを作ることも可能なわけです。 なので、いわば「残り物/あり合わせで作ったデザート」だから 「つまらない物」と言う意味に使われているんです。
お礼
詳しい説明ありがとうございます。 大変勉強になり、また楽しく拝読いたしました。 なるほどパンを使うこともあるのですね。 牛乳のこともよくわかります。 確かにありあわせのもので簡単にできそうなデザートですね。。。 どうもありがとうございました(^-^)
お礼
楽しい文章と詳しい説明、心よりありがとうございます。 なるほど仕掛けがあったのですね(^-^) 英国に言葉が伝わった年代まで教えていただいて、とても説得力があります。。 あまり深く考えずに食べていたトライフルのことがよくわかり、益々好きになったような気がします。 どうもありがとうございました。。