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コメのハイブリッドと品種改良の違い

最近コメについて調べモノをしているのですが、 品種改良とハイブリッドの違いがわからず、困っております。 品種改良も結局は遠い血筋の品種と掛け合わせることで 作っているんですよね? 一応、前者はもう完全に品質が定着した状態で、 後者は意図した性質が発揮できるのが第一世代だけ、 といったことは聞いたことがあるのですが・・・ お詳しい方、教えて頂ければ幸いです。

みんなの回答

回答No.3

コメは自殖性の作物なので,世代が進むにつれて全遺伝子がホモに固定されます.「品種改良」によって作出される品種では,異なる遺伝子型の両親を掛け合わせ,その後代から優良形質をもった個体・系統を選らび,ほとんどの遺伝子型が固定された状態で品種として登録されます. 「品質が定着した状態」というのは遺伝子型が完全にホモであるため,どの個体でも形質が一様となるということだと思います. 「ハイブリッド品種」では,雑種強勢(ヘテロシス)によって好ましい形質を獲得するのが目的です.両親を掛け合わせて出来るF1世代を品種として用います.F1世代では,両親で異なっていた遺伝子がすべてへテロとなっていますが,すべての個体の遺伝子型が同じであるため,品種として扱うことが出来ます. 「意図した性質が発揮できるのが第一世代(F1世代)だけ」というのは,F2世代以降では,各個体で遺伝子型が変わってしまい,品種として一様な性質を示せなくなるためです.

  • qryoec
  • ベストアンサー率27% (33/120)
回答No.2

 あなたが言っているのは、「純系品種」と「ハイブリッド品種(F1品種)」の対比です。  世代を重ねても遺伝的に変化のない品種(純系品種、日本のほとんどのイネ品種)に対して、野菜や花で実用化しているF1品種を実用化しようという企業努力は見られますが、まだ実現していないのが実情です。

  • bhoji
  • ベストアンサー率53% (1514/2852)
回答No.1

>品種改良も結局は遠い血筋の品種と掛け合わせることで 品種改良は人間が求める形質にすることで、全体を指します。 必ずしも遠い形質を持つ物とは限りません。 イネなら、あくまでその品種の弱点、例えば病気に弱い、倒伏しやすい、食味が悪いなどを改良する事です。 1.ハイブリッドは広義では雑種ですので、品種改良と同意的な感じです。 2.ふつうは大きく形質の違った品種、時には「種」が違う物との交配などでできた物を指します。 3.そして今、ハイブリッド米と言われる物は、雄性不稔の遺伝子を持つ物を親としています。  ↓一番下の方に少し書いてあります。  http://www005.upp.so-net.ne.jp/yoshida_n/L17_03.htm  http://www.kahoku.co.jp/oryza/970108z.htm 検索キーで、ハイブリッド米 雄性不稔 とすると、参考URLや最初の所でPDFで参考になる文献があります。 またイネではありませんが、ハイブリッドのトウモロコシ(下の方の写真) http://plantandsoil.unl.edu/croptechnology2005/pagesincludes/printModule.jsp?informationModuleId=1075412493 これは雄性不稔とは限りません。 No.2の利用ではないでしょうか。

参考URL:
http://www2u.biglobe.ne.jp/~gln/13/1338.htm

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