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お墓について

お墓について質問させてください。 私の父は2年前に亡くなり今月三回忌を済ませました。 父のお骨は現在も母の家にあります。 父は四男です。 両親の子供は長女の私と妹の二人なので、お墓の継承者がなく、母はお墓を買うかどうか悩んでいます。 母としては、お墓を建てて、三男と結婚した私たちにもそのお墓に入ってもらえれば一番と思っています。 私たちには息子がいます。 私の夫の実家は、義父は長男ではなく、義母も長女ではありません。 ただ、義母の話によると、義父はどうやら義父の実家のお墓に入りたいと思っているのだそうです。 ここで質問なのですが、お墓の継承者でなくても継承者の兄弟夫婦がそのお墓に入ることは、継承者が許可すれば可能なのでしょうか。 また、私は夫の苗字になっていますが、母が建てたお墓に苗字の違う私たちが入るのは可能なのでしょうか。 母は墓石に苗字を刻まなければ良いのではないかと想像で言っていました。 ここでは夫の考えや、夫の実家の考えはおいておきます。 夫と夫の実家の了解が得られた場合として考えます。 母は、誰もお墓を継いでくれる人がいないのであれば、夫のお骨はずっとおいておいて、母自身が亡くなったときに二人分樹木葬にでもしてもらおうかしらと言っています。 私としては、お墓を建てたほうがいいと思うし、そのお墓を無縁仏にしたくないです。 それは無理なのでしょうか。

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  • sgm
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回答No.1

曹洞宗の僧侶です。 祭祀の継承は、ここからここまで、と継承できる続柄が厳密に決められているわけではありません。 遠い親戚や血縁ではない婚家の子孫が継承しても、それが世間的に適切である、ないしは止むを得ないと思われるものであれば、何も問題ありません。 たとえば、ある家のお墓をお守りする人とが絶えてしまった時、「4代前に分家した家から他家に嫁に出た方の子供の配偶者」といったほとんど親類縁者とも呼べないような方が祭祀を継承したとしても、他に適格者がおらず、その事情が無理からぬものであれば、何も問題ありません。 また同様に、祭祀継承者が同意すれば、その家族や親類でなくても同じ墳墓に埋葬してかまいません。私のお寺でも、あるお家のお墓に「お祖母さんの姉妹の娘の旦那さん」を一緒に埋葬しているお家があります。 埋葬された方は姓が違いますが、「○○家之墓」と刻まれたお墓に何の問題もなく埋葬しています。一般の寺墓地ではまず問題ありません。 ただし、お寺さんの考え方によっては同じ血統の人でなければダメだといわれる場合もありますし、業者が経営する霊園などでは、墓地貸借契約の中で同じお墓に入れる続柄の範囲を厳密に決めているところが多いようです。実際にお世話になるお寺さんなり霊園なりに確認されてから契約される事をお勧めします。 私のお寺の檀家さんでもDomineさんのような悩みを抱えておいでのお家は何件かあります。そうした場合に、私のお寺では「合家墓」を認めています。あらかじめ、複数の家同士(だいたい兄弟姉妹の家同士)で一緒に入るお墓を共同で建立し、共同で管理するというものです。この場合にはお墓に「○○家之墓」ではなく「倶会一処」「涅槃苑」「涅槃城」などと彫る場合が多いようです。どの範囲で「合家墓」を認めるか否かという事は、現在のところわたしの寺では明示していませんが、おおむね兄弟姉妹、おじおば・甥姪の関係があれば良いと考えています。 同じような考え方で運営されているお寺さんは多いので、調べられれば必ずご縁のあるお寺さんが見つかると思います。 蛇足ながら‥‥ マスコミなどで話題になる「樹木葬」は、”散骨”と混同されている場合が多いのですが、基本的には「石の墓標の代わりに樹木を植える」以外は一般のお墓と変わりがありません。祭祀の継承者がいなくなれば無縁仏になる事は同じです。 樹木葬の場合には土中に容器から出した遺骨を埋め、その上に樹木を植えるというもので、実質的に改葬が困難な葬法です。だいたい墓地使用に関する契約で「無縁仏になっても、埋葬後○十年間は同じ場所に別の遺骨を埋葬する事はしない」という約束になっているようです。 これは、お寺さんから見た場合のメリットとして、「無縁になった場合に、墓石の撤去費用が発生しない」「契約時に年限を明示しておくことで、逆に無縁改葬の手間を省ける」「イメージが良いので希望者を集めやすい」「後継者がないお家が多いので、墓地の再利用のサイクルの目算がたてやすい」「希望者が減っても、そのまま山林の姿にしておけば景観上も問題がない」など、石のお墓を建てられるよりもリスクが少ないという点があります。 「樹木葬」の背景には、はお寺さんの側の経済的・経営的な都合もあるという事を知っておいても良いかと思います。

Domine
質問者

お礼

大変遅くなりまして申し訳ございません。 ご回答ありがとうございました。 継承できる続柄が厳密に決められているわけではないのですね。 父がなくなるまで、身近な人が亡くなったことがなかったので本当に何もわかりませんでした・・・。 母が購入しようとしているお墓は、霊園墓地なので、確認してみなくてはいけないようですね。 「合家墓」というのもあるのですね。 もし苗字が違う人が入る場合、石にどう彫るのか疑問に思っていたのですが、「倶会一処」「涅槃苑」「涅槃城」などあるということがわかってとても勉強になりました。 樹木葬のことも教えてくださってありがとうございました。 すっかり散骨だと思っていました。 違うのですね! 母にも伝えておきたいと思います。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.2

DOMINEさん、こんにちは!    私は今、石材会社で働き、墓石など販売する担当者の一つです。~~~~~~ さて、霊園や寺墓地ではいくつかの規制があります。それに合わない人はお墓を購入する事ができません。まず後継ぎがいない人、独身の人などはほとんど断られます。それは無縁墓が増えるのを防ぐためです。 しかしそのような人達の為には納骨堂などをお奨め致します。

Domine
質問者

お礼

大変遅くなりまして申し訳ございません。 ご回答ありがとうございました。 後継ぎがいない人や独身の人はほとんど断られてしまうのですか?! それは悲しいですね・・・。 やはり母が購入するとなっても、私が後継ぎをするとはっきり決めないと、購入できない可能性があるということですよね。 そのあたりもしっかり母と話し合ってみたいと思います。 ありがとうございました。

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