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「一誠以貫」の読み方
古い書で「一誠以貫」とあります。どのように読み、解釈すればよいか教えてください。
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- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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訂正:顔回には、[夫子(ふうし)の道は、一(いつ)以って貫く]はなかったようです。だから、孔子自身の引用した文章だけのようです。 従って、私ののANo.4の、その箇所は削除となります。[忠恕のみ]と混同していたようです。失礼しました。 しかしなお、孔子の引用の語順を参考に、提題のことばを受け取りたいと存じます。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
- ベストアンサー率20% (605/2887)
普通の漢文の横一列の書なのだと、見るのでしょうかね。 でも、時、偶、いえしばしば、私も驚きますが、左書きの額をみることがあります。古来漢文の額は、右から読むのですがね。 ここでは、右書きを、左書きに直してあるのだとも考えられますしね。 確かに、「至誠一貫」のことばのなのだ、と考えた方が通りそうな感じではありますね。字も順序がちがうだけですね。 そういうことも十分に考えられますね。 確かに提題を大事にするということも、一つの受けかも知れませんが、ご指摘も大事なことと存じます。 「至誠一貫」なら何の疑問も問題もありませんね。 仮に「貫以誠一」なら、貫いて、もって いつを まことにせん。 或は、いつとす でしょうか。 私に思い浮かんだのは、人口膾炙の[夫子(ふうし)の道は、一(いつ)以って貫く]です。 この顔回のことばが出てこないのですが。類似のがあります。 その字順は以下の通りです。顔回のことばも同じ排列になっていましたと、湖人の論語物語の脚注を記憶しております。 子曰、賜也、女以予爲多學而識之者與、對曰然、非與、曰、非也、予一以貫之。ですね。 そこで、ここでも 一誠 以って 貫く は連想できないでしょうか? 私はそう読みますが。もちろん漢文も古文も高校でしか勉強していないので。 つまり、提題に間違いや誤植はない、という判断です。 浅学の徒の判断ですが。誠に間違いかなとも存じますが。
- Ishiwara
- ベストアンサー率24% (462/1914)
間違っていません? 「至誠一貫」は、よく見かけますが。 横一列の書は、右から読むのですよ。これを横書きの文章に引用すると、左右が逆になります。 「貫以誠一」なら「誠を以って一(いつ)を貫く」と読めないことはありませんが、漢文の文法から見てヘンです。
お礼
ご回答ありがとうございました。数日、家を離れていて御礼が遅くなったことをお詫び申し上げます。(現物は横書きで、当然、右から左に書いてありました。パソコン等で文章を書くと、どうしても左からとなってしまいます。ご容赦を・・・。)
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
- ベストアンサー率20% (605/2887)
ANo.1さんのお答えで、このことばを知っている人には十分通じると存じます。 意味は(読み方は)いっせい(一誠) もって(以) 貫く(貫)ではないですか。 自分の誠意を一(いつ)にして、あぁだの、こうだのではなく、 何かで、変化させたり、事と次第で変節したりしないで、 専一集中し、決定して、堅固に それで貫いていく。徹していく。自他に対して。生活において。 誰にも。我が一なる誠なるこころ。 というくらいでしょう。 人の瞬間的思い、覚りみたいなものを、ことばにしているのでしょう。標語やモットーみたいに。座右の銘みたいに。
お礼
詳しく教えていただきお礼申し上げます。横書きの額装品(大変古く、表面に保護の無いもの)でした。本紙は和紙で手で触れると土に戻るかのようにぼろぼろと崩れる状態でした。落款も大変に薄く、やっと森永製菓二代目社長「松崎半三郎翁」の書かれたものではないか?と思われるくらいでした。私の「座右の銘」のひとつに加えています。 …数日家を離れていた関係で御礼が遅くなったことをお詫びします。
- ZRT
- ベストアンサー率26% (196/730)
いっせいいかん 第一に誠を持ってこれを貫く だと思いますよ
お礼
回答ありがとうございました。大変参考になりました。横書きの額装品で、右から左に書いてありました。森永製菓、二代目社長「松崎半三郎翁」の書のようです。本紙は触ると土に戻るくらいぼろぼろと崩れ、落款も薄くなり、やっと判読可能?の状態でした。・・・しばらく家を離れており、お礼が遅れたことをお詫び申しあげます。
お礼
丁寧なご回答、痛み入ります。今後の参考にさせていただきます。 数日、家を離れており御礼が遅くなったことをお詫び申し上げます。