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3次関数の極値を相加相乗平均で求めたい
実3次関数 y=a(x-α)(x-β)(x-γ) の極値を求めるのに、普通は微分をしますが、相加相乗平均で求められると聞きました。 どうすればいいのですか? また、4次関数などでも求められますか?
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そんなうまい話があればいいなぁとは思いますが... 二次関数であれば、 y=a(x-α)(x-β) を微分すると、 y'=a{2x-(α+β)} となりますので、極値(要するに放物線の頂点ですね)のx座標は、 x=(α+β)/2 で相加平均となり、極値はy=-a(β-α)^2/4 です。 y=a(x-α)(x-β)(x-γ) の場合、 y'=a{(x-β)(x-γ)+(x-α)(x-γ)+(x-α)(x-β)}となります。 (実際に展開して、微分しても同じ式が得られます。) ここで、(x-β)(x-γ)+(x-α)(x-γ)+(x-α)(x-β)=0を解くと、 は、3x^2-2(α+β+γ)x-(βγ+γα+αβ)=0 したがって、解と係数の関係より、 極値を与える二つのxの和は、2(α+β+γ)/3 となります。 したがって、極値を与える二つのxの平均値(つまり中点のx座標)は、 α、β、γの相加平均 ということはいえます。 4次関数でも同様に、 y=a(x-p)(x-q)(x-r)(x-s)であれば、 y'=a{(x-q)(x-r)(x-s)+(x-p)(x-r)(x-s)+(x-p)(x-q)(x-s)+(x-p)(x-q)(x-r)} こんな感じになりますので、y'=0を与えるxの和は、解と係数の関係より、3(p+q+r+s)/4 となります。よって、極値を与える三つのxの平均値は、p、q、r、sの相加平均です。 したがって、上記のような関数であれば、y=0の解の平均は、y'=0の解の平均と一致するということにはなります。 しかし、実際の極値そのものは求められませんので、注意してください。 また、4次関数の場合、y'は三次関数ですので、y'=0は3次方程式を解くことになりますが、解の公式は相当複雑ですので、極値を与えるxが簡単に求められるとは限りません。
お礼
ありがとうございます。 y=a(x-α)(x-β)^2 の場合の極値は実際に相加相乗平均で求められます。 でも、 y=a(x-α)(x-β)(x-γ) の場合はどうなるのか疑問でした。 今でも疑問です。