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水道クリプト対策について
あまり水道に詳しくないものでご存じの方教えてください。 クリプト対策の内容について質問です。 濾過池出口濁度を0.1度以下に管理できる~という条件が一部ありますが、この場合の「濁度0.1以下」とは何故0.1度なのでしょう??
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膜ろ過以外の処理方式でのクリプトスポリジウム対策ですね。 塩素消毒はクリプトスポリジウムに対して効果が薄いので濾過池出口の濁度を限りなく低く抑える程度しか有効な対策がないからです。 無論、オゾン処理や膜ろ過を行えば良いのですが世の中には予算というモノがありますので・・・。 濁度0.1mg/L以下というのH13に出された暫定対策指針での指定ですが、恐らく当時の快適水質項目の送配水施設入口で0.1mg/L以下という目標値を引っ張ってきたのでは無いかと・・・。 まあ実現不可能な数値目標を出しても意味がないというのもあるでしょうけど。 0.000mg/L以下:物理的に実現不可能 0.001mg/L以下:技術的に実現不可能 0.01mg/L以下:技術的に実現困難 0.1mg/L以下:概ね妥当な数値
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- keer
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クリプトと濁度に直接的な関連はないと思ってかまいません。 凝集剤の効果はご存じですか? 単純に言えば静電気でモノがくっつく効果を利用して水中の濁質を大きな塊にまとめるのですが、クリプトにもコレが有効なのです。 大きく塊になった濁質(フロック)は急速砂濾過で十分に除去可能なので、濾過池出口濁度が低い→フロックが十分に除去されている→フロックにくっついているクリプトも除去されている、という論法です(濁度が低いほどクリプトが除去されている可能性も高い、という程度)。 無論、100%絶対の話ではないのですが(フロックにくっついていないクリプトが除去されない可能性は常につきまといます)。 急速砂濾過ではなくUF膜を用いた膜濾過を行えば100%除去可能です。 >濁度0.1度以下に管理できれば対策として十分だという根拠 根拠・・・明確なものは多分無いでしょうね(水質基準等も年々厳しくなってきていますし、この値も徐々に厳しくなるのでは?)。 現実としてそれ以上打つ手がないだけです、膜濾過方式への変更及びオゾン処理の導入、クリプトに汚染されていない源水の利用が根本的な対策になるでしょう・・・。 とはいえオゾン処理も万能ではないですし(低水温では効果が薄い)、源水の変更は現実味がないですし、膜濾過処理への変更は予算と時間が掛かりますし水処理技術のノウハウの蓄積の問題もあります。
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再度のご回答ありがとうございます(^-^) ということは、原水濁度が元々0.1度未満であるような場合は除去されている、と推定するしかないんですね(^-^; 詳しいご回答どうもありがとうございました(^-^)>
お礼
ご回答ありがとうございます(^-^) クリプトと濁度の関係性についてご存じであればもう少し詳しく教えていただけないでしょうか。 指針では0.1度以下の低濁度原水であっても指標菌陽性であれば急速ろ過方式では凝集剤の使用を必ず行うようになっています。とすると、濁度0.1度以下に管理できれば対策として十分だという根拠が良くわからないのです。(^-^;