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旧植民地の人々に対する「うしろめたさ」の気持ち

 ある程度の年齢以上の日本人には、中国大陸や朝鮮半島の人々に対し、一種の『うしろめたさ』のようなものを感じる場合があると思います。  インドなどを植民地としていたイギリス人やフランス人(ベトナムなど)には、同様の気持ちがあるんでしょうか。

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回答No.8

こんにちは、また発見してしまいました。 現在、留学中です。 とはいっても、外人の気持ちを完全に理解しているわけでは、もちろんありません。 しかし、体験談として回答します、 1)退役軍人の家にホームステイしていた時の話、 元海軍の艦長の家に、1ヶ月ホームステイしていました。 その老人は、戦後の日本にも行き、その当時の日本海軍のトップとも会談したと言っていました。 現在でも、その時憶えた「ありがとね!」(何故、「ありがとうございました」じゃないのか気になりますが…。)等の、ちょっとした一言日本語を喋れます。 その人は、しきりに「日本人は本当に礼儀正しいかった。」と繰り返し喋りました。  かつての、敵国の意識は微塵にも感じず、とても友好的でした。  軍事博物館というか、戦争記念館のような所にも連れていってもらった事があります。 老人なので、ホームステイ代を、10ドルほど間違えて私に請求してしまった事があり、私が紙に計算を書いて説明すると、 大きなため息の後「もう、ホームステイをおくのも、これが最後にしよう。 わしも歳だ…。」そう言ってしまう程、自分に厳しい方でした。 2)ご隠居英語教師の、ボランテイア英語教室に行ったときの話し。 これまた、60~70歳の方です。 普段は、戦争の事など喋らない人なのですが、ある時生徒の一人が、「日本は、強くて沢山の国を占領したね」と、何気なく言ったのが発端となり、戦争と補償について話し合いに自然と、その日の授業がなってしまった事があります。 その時おばあちゃん先生がいった言葉 「私達がなんで、戦後日本の復興に手を貸したか知ってる? 悪いと思っているからよ。 原爆で沢山の人を殺したし、日本も大変だったでしょう。」 口では、悪かったと言っていますが、世界を支配しているのは、我々ヨーロッパ人なのだという雰囲気がプンプンしていました。 3)喫茶店て、歴史話の議論(?)をしている、老人達の会話を盗み聞きした時、 パート(1) 老人A:「やっぱり、日本は世界を敵にしたのはアホじゃったと思うのう。」 老人B:「そうじゃのう。 あの3国はなんであんなことしたのかのう。」 完全に他人事の雰囲気。 パート(2)(まったく別の日) 老人C:「あの戦争で日本は世界を征服しようとしたのかのう。」 老人D:「そうじゃろうのう、だがわしらを舐めきっていたようじゃのう。」 やはり、世界を支配しているのはヨーロッパ人と思っている? <インドなどを植民地としていたイギリス人やフランス人(ベトナムなど)には、同様の気持ちがあるんでしょうか。> インド人に対してどう思っているのか、はっきりしたことは、分かりませんが、知る人ぞ知る、『欧米で大人気のヒンズー教系の新興宗教』(ウィキペティアの「カルトと指摘された団体・人物の一覧」にも載っている教団ですが、ここでは書けません。)があります。 その新興宗教は、爆発的に成長し、世界中に、支部を広め、多数の白人信者がいます。 その信者の白人と、かつて親しかった事があるのですが(宗教以外が、良い人だった)、その人は繰り返し 「欧米の文化は、破壊と欲望の文化だ。 我々(欧米人)は、インド占領し、数々の悪しき行いをしたが、  私は現在悟りへの道に目覚め、今はもう生まれ変わった様に、別の人生を歩んでいる。」と言っていました。 十人十色で、人それぞれですが、体験談ということで、ご参考までに

noname#49020
質問者

お礼

 うわー、沢山の例をお聞かせいただきまして、ありがとうございます。大変参考になります。面白いです。 >十人十色で、人それぞれですが・・・結局こういうことなんでしょうな。

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その他の回答 (7)

noname#125540
noname#125540
回答No.7

英米で旧植民地時代および独立間もない頃のアフリカ諸国にまつわる文学が話題になったりベストセラーになって文学賞を取ったりしていますので、うしろめたいのかどうかは分かりませんが、関心を持っている人は少なくないようです。 子供時代にアジアやアフリカの植民地で育った白人にとってはそこが自分の故郷でもあるので、複雑な心情があるのではないかと想像します。 英国の作家ジョージ・オーウェルがインドにおけるイギリス人の罪悪感について書いていたそうです。 http://www.asahi-net.or.jp/~ir4n-khr/orwell/goworks.html#wiganp でも一方では、「面の皮が厚い人」もいると思います。 白人の中のある種の人々にあるらしい(全員ではないです)、「自分たちと非白人は同じ人間ではない」というような意識は、ちょっとよく解りません。 自分は欧米で暮らしたことがないので本や映画などで知る限りですが。 まあ、世界どこでも差別はあるものですが。日本でもそうですし。

noname#49020
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。  ご回答よくわかりました。参考になりました。 >まあ、世界どこでも差別はあるものですが。日本でもそうですし。  ほんとうにそのように思います。とくに下層階級がさらにその下を差別し、いじめるのを見るのが一番悲しい。

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  • convit764
  • ベストアンサー率18% (142/767)
回答No.6

うしろめたさ=日本語だから、そういう感情的なものは欧米人にはないかもしれんけど、 ベトナムにいるフランス人、アメリカ人には複雑な感情はあるよ。 フランス人がベトナムで、やけに慈善事業に熱心なのは、歴史的 事情も裏にはあるよね。 植民地政策が正しかったなどどベトナム国内で言うフランス人も見たことないし、もしそう言ったら、ベトナム人に叩かれるのは必定。

noname#49020
質問者

お礼

なるほど、ご回答ありがとうございました。

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  • rin00003
  • ベストアンサー率13% (55/394)
回答No.5

どの国も自分の国は正しいと教えているのではないでしょうか? 各国の教育で当時は帝国主義の時代であり、植民地政策はあたりまえなので、悪いことではないんだ。と、国民に教えているように思います。 それならほとんど人に[うしろめたさ]はないと思いますが、人によれば、それはおかしいのではないか、人が人を虐げていいはずがない!と思っている人もいるとは思います。 日本の場合は、ご存知のとおり戦後日教組の影響もあり、戦前の日本の政策がすべて否定されましたが、アメリカなどの戦勝国は原爆さえも正当化しているところから、過去を反省するような教育はしていないのではないかと推測されます。 私には当時の帝国主義の善悪はわかりませんが、ほとんどの人は当時は植民地政策は当然だったと思っているのではないでしょうか?

noname#49020
質問者

お礼

 私は日教組のバカ教師や偏向朝日新聞や本多某などの影響は全く受けておりませんが、旧植民地の人々に対しては質問文のような感情を持っています。  西洋列強の植民地政策は歴史が古いですから、当たり前のことだったということになっているんでしょうかね。

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  • bossnass
  • ベストアンサー率44% (176/394)
回答No.4

極端な「戦中戦前賛美」はあまり好きではないですが、 質問文のような「自虐史観」もどうかとは思います・・・。 イギリス・フランスやオランダやロシアが、旧植民地(被征服地) に対して「うしろめたさ」は、おおよそありません。 その証拠に、奪った貴金属や芸術品のほとんど返却していませんから。 「彼らに返すと、祖末に扱い売り飛ばす恐れがある」とか理由をつけて いますが、度重なる返還要求に応じていないところをみると 「うしろめたさ」は無いととらえるのが普通でしょう。 史上空前の「植民地での虐殺・略奪・破壊行為」を行ったスペインも 同様ですね。 もちろん、ヨーロッパ人の一部には「悪いことしたなぁ」と思う人々 もいますし、歴史的遺産の一部返却に応じてはいますが圧倒的に 少数です。 やっぱり「文化度の低い彼らに、文明を教えてやったし、遺跡や 歴史的遺産を守ってやった」という自負心が強いようです。 実際、北米の植民地は世界最大の国家が誕生し、 香港ではイギリスが去るのを残念がる人も多くいたし、 ベトナムでは植民地時代の建造物が観光資源になっているし、 アフリカでは独立後多くの地域で凄惨な内乱が生じているし、 中東からの石油は、世界経済の礎になったし・・・。 本当に「うしろめたさ」を感じなければならないのは スペインやロシアかもしれません。

noname#49020
質問者

お礼

 小生の質問文が『自虐史観』とは驚きました。 最近では、他国を支配することが正当化するようなことになっているんですね。日本人個々人の良心が失われてきましたな。  小生がお伺いしているのは英米のことについてです。

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回答No.3

 朝鮮半島で生まれ、警察官の子として少年時代を過ごし敗戦と共に引き上げてきた既に他界した親族は、「うしろめたさ」の感情を持っていましたね。国家としてどうこうというのではなく、個人として人として行いが正しかったかどうかと言う点について。  そこで英仏の植民地に対する感情を考えた場合、宗教的なものを含む教育されたことに反する行いをしていたとすれば個人として「うしろめたい」気持ちは持つでしょう。  しかしながら、現時点ではそういった体験を持つ人も少なくなり、国家としてしか思考が及ばないわけですから「気持ち」としては仮に持っていたとしても耳学問を元にしたものでしか無いと思いますね。でも、そういった「ある種」の「うしろめたい」気持ちに想像を及ぼすのも時には必要でしょう。迎合せよというつもりはありませんが、植民地化した相手が必ずしも自分と同じ文化的基盤でモノを考えるわけではないのでそういったことを考えるための想像力の一つとして思考の引き出しの中に入れておく必要はあると思いますね。

noname#49020
質問者

お礼

 小生は引揚者ではありませんので外地のことは直接知りません。しかし、当時の状況を「耳学問」という軽いもので知ったと言われれば、カチンと来ますな。  戦後長くなってくると、個々の日本人に良心や責任感というものがだんだん欠如してきているように思います。

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  • caesar-x2
  • ベストアンサー率46% (251/542)
回答No.2

近代化してやったから感謝しろ、というのも 全く極端に馬鹿げた意見ですが、 旧植民地の人々に対して宗主国の人々が負い目を感じているだろう、 というのも全く極端に見当違いな思い込みですね。 まず考えるべきなのは、日本政府が行った国策は 日本政府の責任ではありますが、 少なくとも大多数の人々のとって個人で追うべき責任ではないし 個人の行為ではありません。 日本の責任を、自分の責任だと思うのは誇大妄想に近いです。 たとえ日本人であっても、日本と自分を同視するのは バランスを欠いた、極端すぎる考えです。 もちろん仏印や、インドネシア、フィリピン、朝鮮半島などなどで 実際に軍政に関わったり、兵隊として住民の殺害や なんらかの戦火をその国に及ぼしたという直接関与した元兵士や 元軍/政府関係者というのならば、個人的に戦争犯罪に関与して 責任を感じているというケースはあるでしょうが、 今となっては、高齢でほとんどなくなってますから、そういった人も少ないでしょう。 一般論ですが、日本人あるいは日本文化は他の人が自分をどうみているかを 極端に気にするといわれます。 実際、あなたの考えているような感情は、日本人にはよく見られることですが、海外ではあまり聞かない話です。 最初に言ったように、海外のほうが普通であり、日本人は関係ないことまで背負い込んでいるわけで、むしろ変わってるんです。 植民地支配の時代の人々は、もう高齢か、死んでます。 実際にそういったことに全く関与してない、後の世代が自分にも責任があるかのように感じるのは誤解もいいとこなんです。 もちろん日本政府にしろ、英仏の政府にしろ、過去の責任はありますよ。 しかしそれは政府の責任であって、我々のものではありません。 国と自分とを混同するのは、何と言うか、自分のアイデンティティが確立してない証拠じゃないでしょうかね。 そういう意味では精神的に未熟といえるかもしれません。

noname#49020
質問者

お礼

 質問の本旨は英仏人に「うしろめたさややましさの気持ちがあるか」ということです。  日本人の持っている後ろめたさややましさの気持ちの善し悪しを問うているのではありません。  戦後も長くなって来ますと、昔の日本人の個々人が持っていた「良心」がなくなってきたように思いますね。

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回答No.1

あなたの言う『ある程度の年齢以上の日本人』とは幾つの方ですか?  80代以上の戦前・戦中派の方々は朝鮮を近代化し、満州の開拓に全力を尽くしたと言っています。(現実として日本が投入したお金とインフラを見ればわかります)  戦争を知らない60代前半や50代は戦後教育の影響で後ろめたいかもしれません。但しそれは教育が作ったもので現実を見ずに語っているものです。  一部の東北地方の方からすると満州と朝鮮が無ければこんなに貧しい地域にならなかったのにという恨み節を言っています。  次にインド・フランス・オランダですが、感謝されるべきことはしたが謝らねばならぬようなことはしていない。感謝しないならインフラに使った経費を弁済しろと言っています。

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