• 締切済み

L'opposition について(1)

何度も申し訳ありません。 L'opposition について質問させてください。 (1)bien que と quoi queの違いについて疑問です。 ふたつとも、辞書を引くと ”~にもかかわらず”と、出てくるのですが、ニュアンスの違いがわかりません。 (2) au contraire と contrairement a についても同じくニュアンスが不明瞭です。 ご存知の方、お願いいたします。

みんなの回答

  • PunPiPon
  • ベストアンサー率43% (42/97)
回答No.4

「~にもかかわらず」という意味の譲歩・対立の前置詞(句)《bien que + 接続法》と《quoique(一語のほうです)+ 接続法》の対立は文語・口語の違いですが、私の感じでも#1の方と同様、このごろは《bien que》の方が会話では《quoique》よりも使われているみたいです。(あくまでも私の感じですが。) むしろ《quoique(一語)》と《quoi que(二語)》の区別をしっかりすることです。《quoique(一語)》は《bien que》と同じ「~にもかかわらず」という意味で、《quoi que(二語)》も後に接続法を要求し、「たとえ何を~しようと」という意味になります。 「たとえ何が~しようと」という意味の《quoi qui + 接続法》ですが、まず現在は使われません。仏語の文法書のLe Bon Usageの第6版では「quoi quiはほとんど使われることはない」とあり、同じ本の第12版では「quoi quiは17~18世紀までの使用で、現在は使われない(tomber en desuetude)」とされています。無論、その頃の小説や戯曲を読むのであれば、この知識は必要となりますが。 ですから「たとえ何が起ころうとも、」という表現は、《Quoi qu'il arrive》となります。ここでの《quoi》は(論理上の)実主語と見なされます。 ちなみに、《Quoi qu'il soit(彼がなんであろうと)》の《Quoi qu'》は主語《il》の属詞です。 蛇足になりますが、《quoi qui》が使われなくなりはじめた17~18世紀ごろ、それまで混同されていた《quoique(一語)》と《quoi que(二語)》の区別ができたそうです。

kyoko1984
質問者

補足

回答ありがとうございます。 生きたフランス語を学ぶことは大変難しく、ですが同時に興味深いことでもあります。 <このごろは《bien que》の方が会話では《quoique》よりも使われているみたいです。(あくまでも私の感じですが。) と、今回教えていただいて、大変参考になりました。 また、最後の《quoi qui》の件はフランス語の歴史まで教えていただいてうれしかったです。 フランス語の語源を知る事もやはり楽しいです。 ありがとうございました。

  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.3

はじめまして。 だいたいの回答は出ていますが、少し補足説明致します。 ご質問1: <bien que と quoi queの違いについて> 1.大きな違いは、品詞が違うことです。bien queは接続詞、quoi queは関係代名詞になります。が、両方とも、「たとえ~でも」という譲歩を導く副詞節になります。 2.bien queは副詞節を導く接続詞として、que節の中の文は完成しています。また、節の中の時制は、接続法が用いられます。 例: Bien qu'il fasse mauvais, je sors. 「天気は悪いが、出かける」 3.quoi queは関係代名詞で、=la chose que「~するところの何」という、先行詞を含んだ代名詞になり、全体で「たとえ何を~しようとも」という代名詞を伴う譲歩節になります。 節の中の時制は、接続法が用いられます。 例: Quoi que vous entendiez, ne dites rien. 「あなたは何を聞いても、何も言わないで」 ententiezは接続法過去になっており、entendiezの直接補語(目的語)になるものが、先行詞として代名詞quoiとなって前出しています。 4.また、quoi queとquoi quiの違いは、節の中での先行詞quoiの働きの違いによります。 (1)quoi que:先行詞quoiは節の中で直接補語(目的語)になります。 例: Quoi que vous fassiez, ~ 「あなたは何をしても、~」 quoiはfassiezの直接補語(目的語)になっています。 (2)quoi qui:先行詞quoiは節の中で主語、または主格補語になります。 例: Quoi qui survienne,「何が起ころうと」 ここではquoiは、動詞survienneの主語になっています。 Quoi qu'il soit,「彼が何であろうと」 ここではquoiは、etre動詞soitの主格補語になっています。 ご質問2: <au contraire と contrairement a について> 1.au contraireは「一方」「それとは反対に」「それどころか」 という意味の接続詞として、独立して用いられます。  2.contrairement aはその後に、名詞(語、句、節)を伴い、前置詞句として用いられます。 例: Contrairement a sa parole, Contrairement a ce qu'il a dit, 「彼が言ったこととは反対に」 以上ご参考までに。

kyoko1984
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 各質問毎に丁寧に説明、補足していただき、ありがとうございます。 教えていただいた事をきちんとメモにとり、参考にしようと思います。 お忙しい中、いつも私の質問に答えていただきありがとうございます。 皆様に支えていただいているお蔭で、なんとか授業についていくことが出来ています。

回答No.2

ご質問に、順番にお答え致します (1)bien que と quoi queの違い まったく違います 文語的なbien que に対応する より口語的なのは、quoiqueと一語の接続詞です 以前は、俗語でquoique ca との言い回しで malgre cela を意味していました bien que より一層文語的なのは encore que です bien que とquoiqueの違いは、quoiqueが活用動詞を 省略して、直接形容詞を従えることが出来ることです ● Quoique age de septante et un printemps    la colombe Fukuda a annonce qu'il serait candidat ~ quoi que と二語にしますと、代名詞的語句になり “ quelle que soit la chose qui ” “ quelle que soit la chose que ” との意味になりますので、今一度辞書でお確かめ下さい (2) au contraire と contrairement a コレは前者が副詞句になり、文頭か文末に置かれます コレを後者のような前置詞句にすると au contraie de ~ と なり contrairement a ~と同じになります 既に勉学の途上でお分かりのように、ご質問(2)にもあるような mots de charnieres は、日本語に和訳しないで、記述や議論を 如何に展開させる働きがあるのかとの視点を持つことをお薦めします ご不明の点は、何なりと。。。

kyoko1984
質問者

お礼

ご丁寧に回答していただきましてありがとうございました。 quoiqueのこと、よくわかりました。形容詞をそのまま置けるとは便利ですね。 言語を勉強する上で、何が一番重要なのか今少し迷っていた所なので <記述や議論を如何に展開させる働きがあるのかとの視点を持つこと とのご指摘、いい刺激になりました。ありがとうございました。

noname#47281
noname#47281
回答No.1

>bien que と quoi queの違いについて疑問です。 ほとんど同じ意味です。しかし、quoi queの方が若干文語的です。 > au contraire と contrairement a についても同じくニュアンスが不明瞭です。 au contraireの後には対比するものが後に来ません。 一方、 contrairement aは対比するものが来るので、いきなり前置きがなくても使えます。

kyoko1984
質問者

お礼

文語的や、口語的な違いがあるとはおもいませんでした。 contrairement a は、普通に前置きがなくても使えるのですね。覚えました。回答ありがとうございました。

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