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get の補語としての名詞とは?
- get の補語としての名詞について解説します。
- 一般的には形容詞や形容詞化した過去分詞がgetの補語として使われますが、名詞も使用可能です。
- ジーニアスの第4版では名詞も可とされていますが、具体的な例文はなく詳細は不明です。
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わかる部分だけ書いてみます。 (1) ● 「ジーニアスの第4版では『通例,形容詞・形容詞化した過去分詞だが,名詞も可』 となっています。ただ,特に例文が載っているわけでもなく,それ以上のことは 書かれていません。」 ⇒ 少し書かれているように思います。 この『ジーニアス』内で唯一、ご指摘の記述と関連があると思われる改定は、自動詞getの4の最後に挙げている「<人が>…になる」という用法での文型表示とその補足表現だと思います。 ・第3版までは ⇒ [SVto be C]《◆Cは名詞》 ・第4版では ⇒ 「[SV(to be) C] ご指摘の記述と重ねて読み込むと、「<人が>…になる」という用法では、C[補語]が形容詞、形容詞化した過去分詞、さらに名詞を問わず[S V C]の文型で使用可である。つまり、「get の後(直接)に名詞」も「可」と読めます。 ただし、首尾一貫していないのはその後の例文と補足を、 ・ 第3版までは ⇒ He soon got to be my best friend. 彼はすぐ私の親友になった。(=He soon became …)《◆このto beは省略できない》 ・ 第4版では ⇒ He soon got to be my best friend. 彼はすぐ私の親友になった。(=He soon became …) としているだけであることです。 第4版の ・補足に 《◆このto beは省略できる》と入れる、 あるいは ・ 例文の表記を He soon got (to be) my best friend. とする、 のどちらかにしておけば首尾一貫した記述になっていたのですが。 (実際、他の箇所では例文であっても省略可能なところは( )に入れています。 例えば、There seems (to me)(to be) no great possibility of the typhoon hitting Tokyo. p.1727) (2) ● 「実際に名詞が補語になるのはどのような場合でしょうか。」 ⇒ 結局、よくわかりませんでした。 いくつかの参考書にあたってみましたが、可・不可の双方の記述がありました。 《可の方向から》 1.『新英和大辞典』(第6版、研究社、2002年)、 ・ He’s getting (to be) an old man. 彼もだんだん老人になってきた。(★ 補語が名詞のときto be を省略するのは《英》) 2.小西友七編『英語基本語動詞辞典』(研究社出版、1980年、p.625)、 Cに名詞をとって’get (to be) C’の型でも用いられる:You are getting (to be) a bad influence on my children. 君はだんだんうちの子供に悪いことを教えるようになっているね。(出典はLDOCE、第1版、1978年) (この『英語基本語動詞辞典』の編者小西氏は『ジーニアス』の2人の編集主幹のうちの一人であることが関係しているようにも思えますが、どうして第4版からでなくもっと早く改定が入らなかったのでしょうね。単にチェック不足だったのか?) ただし、手元にあるLDOCEの第3版(1995年)、第4版(2003年)を見てみましたがこのような記述や例文はありませんでした。 《不可の方向から》 1. M. Swan “Practical English Grammar” “Get + noun” is not normally used to mean ‘become’. To express this meaning, we can use ‘get to be + noun. ○ Wayne’s getting to be a lovely kid. × Wayne’s getting a lovely kid. 2.知り合いの数人のイギリス英語nativeも不可という回答でした。
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- fwkk8769
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回答#8(=#9)の者です。 ●『ジーニアス』編集部自身が、第4版のこの記述は誤りであるという見解でした。 ・『ジーニアス』編集部に質問を出しておきましたら、回答が来ましたので以下にその中心部分をご紹介します。 注にある「Cは通例形容詞・形容詞化した過去分詞であるが、名詞も可」という記述についてのご質問でしたが、編集主幹の南出康世先生に確認したところ、「名詞も可」というのは不適切であるという結論になりました。第3版の記述「Cは通例形容詞・形容詞化した過去分詞で、名詞は不可」に戻します。 第4版で書き換えられた根拠は不明ですが、おそらく(4)b)との関係で執筆者・校閲者に何か混乱があったものと思われます。ちなみに、(4)b)は[SV to be C]とするべきで、Cは名詞です。 ご利用の皆様にはたいへんご迷惑をおかけいたしました。深くお詫び申し上げます。来年度用の印刷が始まっていますが、なるべく早い機会に訂正いたします。 ・ なお、不可の方向からのコメントを新たにESL経験者のnativeから得ました。 「時に耳にするが、教養のある人の英語ではない」 (http://forums.eslcafe.com/student/viewtopic.php?t=25558) これで私は最後の発言にします。
- yoohoo_7
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#5です。 「御礼」を頂いていたのに気づくのが遅れ御返事が遅くなってすみません。 >具体的にはどのような例文が考えられるでしょうか。 get+to+be+nounを意味するget+nounの言い方は、to+beを省略しているため意味がたいへん分かりにくい言い方です。そのため、get+nounはどんな場合でも必ずget+to+be+nounを意味する訳ではなく、次の(1)~(4)のような条件を満たした場合にのみ意味することが可能です。 (1)そのnounに「なる」ことが、通常よく起こるありふれた現象である。 (2)そのget+nounで「nounを手に入れる」という意味でないことが、文の内容から見てほぼ明らかである。 (3)文の構造が単純である。これは、多くの場合、SVCなど基本要素だけでなる文のみが可であり、助動詞や副詞節など複雑な要素を持つものは不可であることを意味します。 (4)文の時制が単純である。これは、多くの場合、現在と過去(それぞれの進行形を含む)のみが可であり、完了形や未来時制は不可であることを意味します。 これ以外にもいくつか規制があるかもしれませんが、今思いつくのはこのくらいです。 したがって、例えば次のような文が可能です。 (a)He got a faster runner. (b)He's getting quite a handyman. get+to+be+nounを意味するget+nounの言い方は「nounを手に入れる」という意味ではないかと常に思われるため、ある英文があったときにそのget+nounがget+to+be+nounを意味するのかどうかについては慎重な判断が必要です。上記の4つの条件のうちの1つにでもはずれたら絶対に不可なのか、あるいはこれらの条件を全て満たせば必ず可なのか、というとそうでもなく、あくまで総合的、感覚的、かつ慎重に判断する必要があります。 したがって、(a)、(b)のような文も、これがget+to+be+nounと同じ意味かと改まって考えると、「違うんじゃないの。文法ミスでしょう」とも思えるような言い方です。(しかし、実際にはごく普通に用いられますし、例えば#8の方が挙げておられるLDOCEなど多くの辞書、文法書が正しい言い方であることを認めています。) また、同じ理由により、#5でも言いましたが、get+to+be+nounを意味するget+nounの言い方は口語であり書き言葉では用いられません。
- fwkk8769
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回答#8の者です。続報です。 (3) 《可の方向から》 ・もう一つLongman系の辞書が例文を挙げていました。 "Longman Dictionary of the English Language" (1984年) に次の例文が挙がっていました。 You’re getting a big girl now. ・今日、回答#8の(2)の2でご紹介したLDOCEの第1版(1978年)を見てきましたが、確かに件の例文が挙がっていました。 You are getting (to be) a bad influence on my children. また、第2版(1987年)も見ましたがこのパターンの例文はありませんでしたので、結局LDOCEは第2版以降最新版(第4版、2003年)にいたるまでこのパターンの例文はありませんでした。 《不可の方向から》 ・上の2つの英文の可否について、ある英語の語法・文法サイトに質問を出してみました。不可という回答でした。 (http://test.lydbury.co.uk/grammar/forum_posts.asp?TID=4014) ・アイルランド英語の方言、という回答もありました。 (http://forum.wordreference.com/showthread.php?t=639687)
- ton-san
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おもしろい内容でしたので,追求してみました。 イギリス英語圏に住んでいますが,私が持っているイギリス英語の辞書にもありませんし,こちらの翻訳者とその友人である英語教師にもたずねてみましたが,そのような用法はないとの返事でした。 その記載は合っているのでしょうか?? 役に立たずすみません。
- bleuet
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ジーニアス4版でそういう風に改定されたのなら、改悪といえるでしょうね。 「名詞も可」とだけ書いて、それの理由や例文を示さないのは辞書執筆者として無責任だと思います。 get membership で「なる」の意味にはならないことも付け加えておきます。
- yoohoo_7
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>実際に名詞が補語になるのはどのような場合でしょうか。 場合によるのではなく、イギリス英語とアメリカ英語の違いです。英国人は名詞を補語にした言い方をよく用いますが、米国人は用いません。また、名詞を補語にした言い方はくだけた言い方です。 ジーニアスの第4版はイギリス英語での用法を正しい用法として紹介したということではないでしょうか。 >「名詞は不可」から「可」に変わった経緯について,ご存知ではないでしょうか。大修館の「英語教育」誌上などで話題になったのでしょうか。 そのあたりの経緯については、申し訳ありませんが全く存じません。 >「名詞も可」というのは正しくないのでしょうか。 イギリス英語に限れば正しいということになります。
- bleuet
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他人の回答について誤りを指摘するのは禁止なので控えておきますが、get の意味を取り違えないように気をつける必要があると思います。
- longrain
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すみません。下(ANo.2)の"get a chairman"の例は外してます。
- longrain
- ベストアンサー率39% (52/131)
> 一般的に,get の補語となるのは > old, angry, sick などの形容詞, > tired, excited など形容詞化した過去分詞 > であり,名詞は使えないと言われています。 結構普通に使われるようです。ただ、become の場合とちがい、一時的な地位、状況といった感じですね。 "get a passenger" Ryanair has to pay £18 to a third party handler in Stansted simply to get a passenger who's in a wheelchair through that airport. http://news.bbc.co.uk/2/hi/programmes/breakfast_with_frost/3449213.stm "get a winner" "It's good to get a winner," said McCoy. http://sport.guardian.co.uk/cheltenham2007/story/0,,2035911,00.html "get a chairman" Let’s start a campaign to get a Chairman who knows how to run a professional business and not just think about the next dividend. http://www.true-faith.co.uk/html/Letters/everybodystakin.htm
お礼
ご回答ありがとうございます。 >結構普通に使われるようです。 ジーニアス英和辞典でも第3版までは「名詞は不可」となっていました。 他の辞書でも http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=get&dtype=1&stype=1&dname=1ss 英和辞典に限らず,コウビルド英英辞典でも You use 'get' with adjectives to mean 'become'. とあります。 「一時的」という点では,形容詞の場合と共通していますね。
- jayoosan
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「名詞も可」というのは正しくないのかという質問は、辞書や文法書上は正しくないとすべきか(それを不正解とすべきか)ということなのか、あるいは名詞も使われる現実を是としたのか、ということなのか、よくわかりませんが、実際にはあります。 最近よく目にするのはget member(会員になる) 本来 get a/the membership (card) のはずですが、そのようなくどい言い方はしません。 過去分詞がうしろにくるケースで、日本で売られている文法書などを参考にし「受身のニュアンス」と説明すること方がありますが、それは過去分詞に説明を付け加えているだけだと思います。私はそれをしないのは get married ⇒結婚したという状態を手に入れる⇒(自分の意思で)結婚した⇒決して受身ではない と捉えるからです。 名詞を使うケースを昨今目にするところをみると、受身のニュアンスを出す必要はまったくありません。 (あまりまだ聞きませんが)そのうち私はget marriageも目にするようになるのではないかと思っています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 他にも,可算名詞でも不定冠詞をつけずに,補語にするような動詞があったと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 look +補語で「~(のよう)に見える」という意味になる場合, 補語になるのは形容詞で, 名詞の場合は look like ~とするところを, 特にイギリスでは look +名詞も用いられる というのはよく知られています。 get の場合も同じようにイギリスでは名詞も補語になるということですが,具体的にはどのような例文が考えられるでしょうか。